※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
安田記念に向けた
ステップレースで、古馬のマイル戦としては数少ないGII重賞でもあります。春の阪神最終週から京都の開幕週に施行時期が変わって今年で6年目。よりスピードが要求されるレースになった反面、底力は求められなくなった印象もあります。過去5年間、このレースの勝者の
安田記念での好走は皆無で、
ステップレースとしての重要性が薄くなってしまったのは皮肉なことです。
1.格は問われない下克上レース
コース変更後の過去5年、前走でオープン特別を使われていた馬が2勝、GIIIを使われていた馬が1勝。
グレード別定のGII戦ながら、格下の馬にハードルは低くなっています。
2.背負っている馬は割引
京都開幕週の軽い馬場で行われこともあって、斤量を背負わされる馬は苦戦しています。過去5年で57kg以上を背負った馬の勝利は1例のみ。
3.距離短縮組が強い
スローの上がり勝負になることが通例のため、マイル性能よりも折合の上手さが要求されるようです。過去5年の勝ち馬のうち3頭は、前走がコーナー4つの1800-2000m戦からの臨戦でした。
プロディガルサンは
金鯱賞で7着に敗れましたが、2着とはわずか0.1秒差。
ステファノス、
ルージュバックなどのGIクラスと接戦した経験は、適条件のマイルに戻ったここで活かされることでしょう。
東京新聞杯で2着した時にマークした上がり3Fは32秒0。キレ味は直線平坦の京都でさらに威力を増すはず。
エアスピネルは
東京新聞杯ではスローにハマった形で3着に敗れましたが、折合面では進境を見せました。重賞を勝った京都マイルに戻って前進は必至。
ブラックスピネルの
東京新聞杯勝ちは恵まれた印象もありますが、ここも再度同様の展開が望めますし、勝って斤量が据え置きなのも好材料。
イスラボニータは
マイルCSで3・2着しているようにこのコースとは好相性。今回は上がりが速い決着への対処が課題になるでしょう。以下、流れが遅すぎた前走は度外視できる
ヤングマンパワー、
洛陽Sの完勝で再度上昇気流に乗った
ダッシングブレイズ、京都マイルがベスト条件の
フィエロ。