11R

宝塚記念

15:40発走 / 芝2200m (右 B) / 天候:曇 / 馬場:稍
3回 阪神 8日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(指) 定量 11頭
本賞金:15000,6000,3800,2300,1500万円
  • Course コース詳細
  • IPAT連携

 望田潤の予想

img_yoso

予想印
6シャケトラ(2人気)
10キタサンブラック(1人気)
7レインボーライン(7人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

6

1点 2000円

馬連

6

-

10

1点 4000円

ワイド流し

7

相手

6

10

2通り 各2000円

望田潤の見解

 シャケトラについては「サドラー風味のヴィクトワールピサ」と評してきて、捲りの馬だから春天ではなく宝塚でこそ買いたいと書いてきた。

 道悪は鬼だし、ルメールは境港特別で内回り4角での物凄い加速を体感しているから、雨量が多ければ多いほど大金星の可能性が出てくる。

 ゴールドアクターシュヴァルグランはもう少し距離がほしいし、サトノクラウンミッキーロケットは外回りベターだから、ノーザンテースト4×5のステイゴールド産駒で道悪の札幌記念モーリスに迫ったレインボーラインを3番手に。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

img_yoso

丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

1

5

6

8

11

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

11

相手

1

5

6

8

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

6

相手

1

5

8

11

24通り 各100円

丹下日出夫の見解

【脱帽】キタサンブラックのデビュー以来の全戦績は〔10-2-3-1〕。馬券の対象から外れたのは、激しい先陣争いに巻き込まれ消耗したダービーのみ。踏みしめてきた軌跡と実績には恐れ入る。3歳三冠目の菊花賞を制し、4歳時は天皇賞(春)ジャパンCを優勝。有馬記念サトノダイヤモンドにクビ差惜敗は喫したものの明けて5歳の本年――GIに昇格した大阪杯(阪神・内回り2000m)は、好位3番手で前後左右の息遣いとペースを慎重にはかり、直線半ばですでに勝負あった。

 続く天皇賞(春)は、1000m通過は58秒3-2000m通過・1分59秒7-3000m通過・3分0秒3という、長丁場では究極ともいえるHラップを、4角先頭の力業で二番手以下を1馬身1/4と突き放す快勝。3分12秒5という時計は、あのディープインパクトの保持する記録を一気に0秒9も塗り替える大レコードだった。自身の残した数字の変遷通り、日本競馬史上屈指の名馬へと静かに着実に階段を上ってきた。春の天皇賞を好記録で走れば走るほど体は悲鳴を上げ宝塚の死角ともなりうるが、大阪杯前は坂路3本入りを課しスピードを研磨。天皇賞前は持久力強化を課すなど、馬体造りに油断が少ない。11頭立てなら外目の10番枠も大きなロスにはならないだろう。むしろ他馬の動向やペースを計りながら1コーナーに入れる利点だってある。

 ただ、日曜日は雨予報。馬場が絞ればサトノクラウンは大逆転のチャンス。大阪杯は中距離仕様にと馬体を絞り込んだのが誤算。明らかに腰回りの筋肉が落ちていた。内回りの上がりに比重の高い瞬発力勝負も苦手だった。しかし木曜日計測は498キロ(前走比20キロ増)、本来の造りに戻り、首は厚みを増し後肢も盛り上がっている。梅雨時の宝塚・2200mというコースは切れよりパワー勝負。先週までの高速決着とは一変、週末は雨模様。香港ヴァーズでは、世界の中距離界の雄ハイランドリール(先日イギリスのプリンスオブウェールズS快勝)を差し切った大物食い。京都記念二連覇は稍重と重馬場、雨が降れば降るほど大逆転の可能性は高くなる。

 単穴はシャケトラ。天皇賞は前記した通りのHラップを折り合いを欠いては勝負にならない。ただ無駄も多かったが、超一流相手にいい経験にもなった。日経賞の2分32秒8は昨年の有馬記念と0秒2差。GIに近い記録も保持している。シュヴァルグランは、昨年とローテーションは同じ。9着に失速した前年よりは強靭になったが、乾坤一擲の造りで挑んだ天皇賞2着の反動が少し心配。

 ヴィクトリアマイルの敗因が特定できないが、ミッキークイーンは、オークス秋華賞二冠馬。昨年の宝塚を制したマリアライトよりも戦績と素質は上ではないかと、かねがね思っていたし、マリアライトの宝塚の姿もだぶる。ミッキーロケットも時計の掛かる芝なら、和田が連穴圏内へ運んでくる。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

img_yoso

須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

10

2着

8

相手

1

5

6

11

4通り 各1300円
3連単フォーメーション
1着

10

2着

1

5

6

11

相手

8

4通り 各1200円

須田鷹雄の見解

 ここは◎キタサンブラックで仕方ないだろう。天皇賞春を1番人気で勝った馬が宝塚記念に出走した場合、グレード制導入後の7頭すべてが連対している。85年のシンボリルドルフ(出走取消)が出ていたら8頭になっていたはずだ。7頭の内訳は4勝2着3回なのだが、2着の3頭は比較的人気の接近した2番人気馬に負けたもの。今年は2番人気馬との人気差がかなりあるし、自分でペースを握れる有利さもある。久々の外枠を引いたが、勝ちきることを考えるとこのコースでの外枠はプラス材料だ。

 ○に牝馬のミッキークイーンを取る。このところ牝馬の人気薄馬が好走するケースが目立っているし、データの例外的存在になってくるのは牝馬が多い。前走で人気を裏切ったが、馬場状態と残り400-200mが最速という特殊なラップも影響した。◎が平均ペースを作ってくれれば結果は違ってくる。◎を1着に固定し○が2着か3着という3連単で。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

img_yoso

コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

2

5

6

10

12通り 各400円

3連単BOX

2

5

6

10

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

高配当もズバリ! netkeiba関西本紙の予想

img_yoso

netkeiba関西本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

1

5

6

7

10

11

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

1

相手

5

6

7

10

11

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

10

相手

1

5

6

7

11

30通り 各100円

netkeiba関西本紙の見解

【1強に待った】大阪杯がGIに昇格され、春の中長距離3冠レースが整備された今年。早くも1年目に記録達成に向かう10キタサンブラックが圧倒的な人気を集めそう。実績や状態を見ても何の不安もなく、3冠の中でも最も組みやすい相手になったというのが大方の見解だが…。

 本命は▲の力を認めたうえで8ミッキークイーン宝塚記念といえば古くから、春のステイヤーとマイラーの王者が激突する舞台として、中途半端な距離ながら存在価値を高めていった。今年は残念ながら安田記念からの参戦馬はいないが、マイル路線から唯一◎が登場。ステイヤーが活躍する流れになれば▲を負かす馬がいないと判断した以上、マイルからの転戦馬が唯一勝てる権利を持っているのではないか。道悪、阪神を得意としており暑くなればなるほど、牝馬である同馬が有利になると思われる。

 対抗はスタート決めれば、ここ2戦とは違う競馬を見せられそうな1ミッキーロケット。ミッキー丼で今年の夢を買う。

 栗山求の予想

img_yoso

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流し
1着

10

相手

2

5

6

7

8

5通り 各800円

3連単1着流し
1着

10

相手

2

5

6

7

8

20通り 各300円

栗山求の見解

 ◎キタサンブラックは「ブラックタイド×サクラバクシンオー」という組み合わせ。父ブラックタイドディープインパクトの全兄で、弟の存在があればこそ種牡馬としての需要も生じたわけだが、キタサンブラックの登場によってサンデーサイレンス系の有力な一分枝となった感がある。その強さ、タフさ、距離適性など、キタサンブラックはあらゆる面でブラックタイド産駒のスタンダードを逸脱している。デビュー時の馬体重が510kgで、前々走の大阪杯(G1)が540kgと、30kgも成長しており、1走ごとに強さと迫力を増している。

 昨年のこのレースでは3着と敗れたものの、当時よりもはるかにパワーアップしているのは明らかで、最大のライバルであるサトノダイヤモンドが出走しないとなれば、崩れることはまず考えられない。中距離戦で速い脚が要求される競馬となった場合、切れ味に富む馬ではないだけに取りこぼしの危険性がある。したがって、多少馬場が渋ったほうがいいだろう。雨の予報は歓迎だ。

最速予想 netkeiba編集部の予想

img_yoso

netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 秋の古馬路線が天皇賞→ジャパンC有馬記念と定まっているのとは対照的に、宝塚記念に至る各馬のローテーションはバラエティに富みます。臨戦過程が様々な馬が一堂に会するのが宝塚記念の華やかなところであり、また難しさでもあります。

 春の中距離の大一番であり、最大目標となるレースでありながら、過去10年で馬連配当が3桁で収まったことは1回もありません。人気馬同士で順当に収まることのほうが珍しくなっています。

1.格が当てにならない下克上レース

 1番人気は過去10年で[2-4-4-2]と安定はしているものの、勝ち切れないケースが多く、2、3着が多くなっています。過去10年の勝ち馬のうち、アドマイヤムーンエイシンデピュティナカヤマフェスタアーネストリーラブリーデイの5頭はここが国内G1初勝利。ドリームジャーニーマリアライトも、古馬牡馬混合のG1タイトルは初獲得でした。

2.数少ない定量58kg戦

 定量58kg(牝馬は56kg)はふだんは背負う機会が少ない斤量です。天皇賞組と安田記念組がこのレースで優位なのは、両レースも定量58kgであることも理由のひとつと考えられます。それ以前に58kg(牝馬は56kg)以上の斤量を背負ったことのない馬の勝利は、過去10年でナカヤマフェスタの1例のみ。昨年1番人気2着のドゥラメンテも、2013年1番人気3着のジェンティルドンナも、じつは58kg(56kg)が初経験でした。

3.天皇賞は負けるが勝ち

 天皇賞と宝塚記念を連覇したのは、11年前のディープインパクトが最後です。前走で天皇賞を勝った馬の宝塚記念での成績は、過去10年で[0-1-1-5]。当然ながら、ほとんどすべてが上位人気でした。宝塚記念を連勝していたゴールドシップが、天皇賞を勝った一昨年に限って馬群に沈んだのは記憶に新しいところです。

 春の天皇賞は先行有利のレースですが、宝塚記念はそうではありません。前走で春の天皇賞を使われていた馬の宝塚記念の成績は[4-3-2-32]ですが、天皇賞での脚質が「逃げ・先行」だった馬は[0-2-1-14]。先行するしかないキタサンブラックにとっては嫌なデータです。今回相手関係は楽に見えますが、本来決め手の争いは不得手な馬で、勝ち切るのはそう簡単ではないと考えます。

 ここはシャケトラ。前走の天皇賞は初斤量・初距離・初G1という三重苦。狙える材料がほとんど見当たらない逆風下の戦いでしたから、9着大敗に神経質になる必要はありません。前走で58kgを経験して、過去3戦3勝と得意の阪神に替わり、ルメール騎手への鞍上強化と、今回は買い材料に事欠きません。陣営としてもここが最初から目標だったはずで、前走の敗戦は度外視して狙えます。

 レインボーラインは天皇賞では見せ場なく大敗しましたが、本質がステイヤーではないというだけの話。距離が不向きな菊花賞で2着に来たのがむしろ能力の証です。昨秋のジャパンカップでは最速上がりをマークして6着、距離短縮で巻き返しが期待されます。ミッキークイーンヴィクトリアマイルでは断然人気を裏切りましたが、不向きな上がり勝負でしたし、左回りを気にした部分もあったようです。能力上位は有馬記念5着からもあきらかで、前走で力を出していないので元気いっぱいです。

 ミッキーロケット大阪杯では出負けが響いて7着に敗れましたが、日経新春杯では2kg重い斤量を背負いながらシャケトラを負かしていますし、神戸新聞杯サトノダイヤモンドと接戦の2着がある力量馬。スタートさえまともなら。サトノクラウン京都記念を連覇している2200mの鬼で、距離延長は歓迎。今年の京都記念が58kgでの勝利だったように、斤量増も苦になりません。スピリッツミノルすみれSを圧勝した阪神芝2200mがおそらくベスト条件で、レース間隔が詰まるのと少頭数も好材料。前に行く馬が少ない組み合わせでもあり、馬場が渋るようなら粘り込みに要注意。

前半3ハロン理論 小林誠の予想

img_yoso

小林誠

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

2

5

11

6通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

2

相手

5

11

12通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

11

相手

2

5

12通り 各100円

小林誠の見解

【実績信頼】今年の春G1完全制覇をかけて出走する、10キタサンブラック。稽古での動きはこの中間も相変わらず良好で、逆転できるような存在は正直なところ見当たらない。間違いなく、相手探しの一戦である。先行指向が弱いメンバー構成なので、相手は先行内容重視で02ゴールドアクター、11サトノクラウン、05シュヴァルグランの3頭に絞り込んだ。馬券は、◎を1着に固定した3連単6点がド本線だ。

アグレッシブ予想 藤村和彦の予想

img_yoso

藤村和彦

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

6

相手

2

5

7

8

9

10

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

10

相手

2

5

7

8

9

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

8

相手

2

5

7

9

10

30通り 各100円

藤村和彦の見解

【小波乱】シャケトラは条件が合う。実績上位のキタサンブラック。右回りでミッキークイーンが前進する。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

img_yoso

大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

2

5

6

7

8

11

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

6

相手

2

5

7

8

11

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

7

相手

2

5

6

8

11

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

毎年タイム指数が機能しない宝塚記念。しかも日曜日は雨で馬場も重くなりそう。自由な発想でいきたい。とはいっても軸◎キタサンブラックは当然。そこに前走値高い4歳で○シャケトラと▲レインボーライン。コース値最高☆ミッキークイーン。以下△でサトノクラウンと平均値2位2頭を入れていく作戦。

元祖“情報” 田沼亨の予想

img_yoso

田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

1

2

5

6

8

11

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

11

相手

1

2

5

6

8

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

5

相手

1

2

6

8

11

30通り 各100円

田沼亨の見解

今期GI連勝と一段とスケールアップした10キタサンブラックが有力。マイペースに持ち込める公算は強く阪神内回りは得意。道悪でも心配は無用で死角はない。次位は11サトノクラウンで使い込んでの変わり身は十分で馬場が渋ればプラス。▲は5シュヴァルグランで末脚は強力で魅力は十分。

 佐藤直文の予想

img_yoso

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単

10

5

1点 4000円

馬単1着流し
1着

10

相手

2

6

2通り 各3000円

佐藤直文の見解

 大阪杯の前にキタサンブラックが坂路で3本追いを敢行した話を聞いて、ビワハヤヒデを思い出した。ビワが3本追いを始めたのがいつだったのかは、さすがに20年以上も前のことで記憶にないが、詰めが甘かった同馬に終いの瞬発力を付けるための手法だったように思う。その甲斐があって、4歳春の天皇賞を勝った後の宝塚記念は単勝1.2倍の圧倒的な支持を受け、5馬身差のぶっちぎり勝ち。清水久師がビワの浜田厩舎に入ったのはその後のことだが、その調教プロセスは確実に受け継がれている。

 鍛えられて、もうワンランク上のステージへ昇ったキタサンブラックに逆らう手はない。天皇賞の超レコード走の反動を心配する向きもあろうが、そんな不安を微塵も感じさせない調教過程に、坂路3本効果が十分に窺える。

 相手本線は、天皇賞の内容を素直に評価したいシュヴァルグラン、ルメールで折り合えれば見直せるシャケトラ。もう一頭、今度は鞍上が何かやってくれそうなゴールドアクター。ここは馬単で3点にまとめたい。

厳選予想 ウマい馬券