11R

天皇賞(春)

15:40発走 / 芝3200m (右 外 C) / 天候:晴 / 馬場:良
3回 京都 4日目 サラ系4歳以上 オープン       (国際)(指) 定量 17頭
本賞金:15000,6000,3800,2300,1500万円
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ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

予想印
12レインボーライン(2人気)
14アルバート(6人気)
11シュヴァルグラン(1人気)
6ガンコ(3人気)
8クリンチャー(4人気)
10サトノクロニクル(5人気)
15トーセンバジル(8人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

12

相手

6

8

10

11

14

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

12

2着

14

相手

6

8

10

11

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

12

2着

11

相手

6

8

10

14

15

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【GIラインがクッキリと】中心は5歳馬レインボーライン、GI奪取の視界が鮮明になった。やや寸が詰まりの450キロ前後の小柄なステイゴールド産駒。3歳春はマイルをベースに初重賞制覇は阪神1600mのアーリントンCNHKマイルC3着。そこを起点にダービーへ参戦した(結果は8着)。

 3歳夏はスーパーGII・札幌記念でA級古馬を相手に3着と見せ場を作ったが、菊花賞は2着に奮闘。翌年の4歳秋、不良馬場の天皇賞(秋)をしぶとく3着に入線。6着に敗れたもののジャパンCでは最速の上りをマーク。サトノダイヤモンドキタサンブラックを相手に、静かに着実に実力を蓄えてきた。

 上昇度合の軌跡が目に見える記録という形で明らかになったのが前走の阪神大賞典だったか。前半1000m通過・1分0秒1というミドルペースに恵まれたことも確かだが、上り3Fで35秒台を計時したのは同馬とアルバートのみ。3分3秒6という走破時計は過去十年で歴代2位。ステイゴールド産駒ならではの上昇カーブを描いている。

 枠順はやや外目の12番ながら、すぐ内にシュヴァルグラン、3-4枠に有力先行馬がいて、流れや仕掛けどころが読みやすくなった。

 対抗一番手はアルバート。ムーアとのタッグでステイヤーズSを3連覇した現役屈指のステイヤー。7歳となっても衰えるどころか、上りラップなど記録はこれまでの優勝時より上昇している。

 過去二度の天皇賞(春)は、微妙に体調を整えきれず、スローペースや仕掛け遅れに泣いてきたが、本年は叩き良化ぶんとローテを綿密に計算してきた。

 実績ならジャパンC優勝馬シュヴァルグランで文句なし。天皇賞は一昨年3着、レコード決着となった前年は、キタサンブラックを相手に0秒2差に食い下がった。ただ休み明けとはいえ大阪杯は、トモも全体も細く13着惨敗。あくまで目標は天皇賞とはいえ、一変があるかどうかを考えてきたが、追い切り後のボウマンの表情をみると、信頼に揺るぎはなさそうに見える。

 僅差の惑星はガンコ。二走前の松籟Sの2200m通過タイムは2分16秒0、同日の京都記念より0秒3速かった。中山2500mの時計云々を比較するのはナンセンスといわれるが、日経賞の2分33秒9は、開催こそ異なるものの有馬記念と0秒3差。藤岡佑をパートナーに盾取りが見えてきた。
 
 阪神大賞典2着のサトノクロニクルは、前走は距離適性を慮り恐る恐る。今度は強気にドッシリ勝負に打って出る。

 良馬場ならトーセンバジル、M・デムーロは指をくわえて眺めていたりはしない。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
ワイド

1

-

6

1点 1000円

3連単1着流しマルチ
1着

6

相手

1

2

4

8

11

14

90通り 各100円

須田鷹雄の見解

 決定的な存在はおらず、昨年の2着馬▲シュヴァルグランも昨年6番に対して今年は11番。展開ひとつでどう荒れてもおかしくない状況だ。

 ◎はガンコ。やはりこのレースで買いたいのは内寄りの枠で位置が取れるタイプ。天皇賞春は前走連対馬が強いレースでもあるが、連対してきた馬に限れば日経賞組は阪神大賞典組に勝る。◎に不安があるとすれば使われ続けてきたことによる状態面の問題だが、データで考えるなら買いたいタイプだ。

 穴を狙うなら○ミッキーロケットや△カレンミロティックといった内枠勢。○はどうにも結果が出ていないが、戦略面が重要になるレースで内枠の和田騎手というのはいかにも怖い。逃げ馬の直後を取るのがこの馬かカレンミロティックだと思うが、どちらかが思ったより後ろになった場合は☆クリンチャーが外の2番手になり、有利に運べそうだ。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
11シュヴァルグラン(1人気)
12レインボーライン(2人気)
14アルバート(6人気)
15トーセンバジル(8人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

11

12

14

15

12通り 各400円

3連単BOX

11

12

14

15

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

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高配当もズバリ! netkeiba関西本紙の予想

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netkeiba関西本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

1

2

6

11

12

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

14

相手

1

2

6

11

12

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

11

相手

1

2

6

12

14

30通り 各100円

netkeiba関西本紙の見解

【混戦模様】確固たる主役不在の天皇賞。構図としては昨年キタサンブラックの後塵を配し、勲章を取り切れていない2番手グループの馬と新興勢力の争い。ただ本来主役になるべき昨年のクラシックホースたちは、自ら力を過信して海外に挑んで自滅。

 残ったのは菊花賞2着馬の8クリンチャーだけという寂しい結果になってしまった。しかし、その8クリンチャーが今回の本命。前走の3着は負けて強しの内容。チグハグな競馬になったのも、本番を見据えて武豊騎手がさまざまなパターンを試しただけ。引き続き鞍上が乗れないというトラブルは、たしかに気にはなるが一長一短のメンバーなら、ここは目を瞑ろう。能力で三浦騎手が悪魔を取り除いてくれるはずだ。

 14アルバートは前走の負けで人気急降下。しかし、過去の天皇賞でも着順ほど負けていない。久々のルメール騎手。新たな一面が引き出されるかも。11シュヴァルグランは前走の負けは考えなくても大丈夫。唯一のGIホースでもあり、無様な競馬はしないだろう

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※月曜日段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 春の天皇賞を2連覇したキタサンブラックが引退。また、キセキサトノダイヤモンドという菊花賞勝ち馬も不在で、GI馬は昨年のジャパンカップの勝ち馬シュヴァルグラン1頭のみ。先日行われた大阪杯にGI馬が5頭出走していたのとは様変わりして、古馬長距離の大一番は、華やかさに欠ける顔ぶれで行われることとなり、人気も割れそうだ。

 二強種牡馬・ディープインパクトキングカメハメハともに、春の天皇賞では産駒が1番人気に推されたことはあるが、これまで未勝利。それに次ぐ存在であるハーツクライも、じつは3000m以上の長距離GIを勝った産駒をまだ出していない。ダービー馬を合わせて6頭も出している大種牡馬3頭が苦戦しているところに、春の天皇賞馬のユニークさが表れている。

1.スピードが求められる舞台

 冬の京都開催が不順な天候に祟られた影響が心配されたが、レコードで決着したマイラーズCを見てわかるように、今春の京都もまた高速馬場になった。春の淀の3200mはなによりもスピードが求められる条件であり、一連の長距離路線とは一線を画する。阪神大賞典の勝ち馬は、過去10年で7頭が3番人気以内に支持されながら[2-0-3-5]と信頼性は一息。また、ステイヤーズSダイヤモンドSという3200mを超える距離の重賞を勝った経験があった馬の天皇賞での連対例は、過去10年で2015年2着のフェイムゲームのみ。一連の長距離重賞路線の成績は「参考程度」に留めるのが妥当だろう。

2.先行する準備はできているか

 過去10年で阪神大賞典から臨んだ馬の成績は[3-2-4-48]だが、阪神大賞典での4コーナー通過順位が3番手以内だった馬の成績が[3-2-1-20]。つまり、阪神大賞典組で天皇賞で連対した馬は、すべて前走で先行する脚を見せていた、ということになる。阪神大賞典サトノダイヤモンドに差されたシュヴァルグランが、天皇賞では同馬の追撃を抑え込んだ昨年が象徴的だ。阪神大賞典に限らず、前走の脚質が「逃げ・先行」だった馬が過去10年の天皇賞で7勝して2着4回。

3.順調に使われている馬が中心

 過去10年の勝ち馬で、前走馬券圏外から巻き返した馬は2頭のみ。1頭は2014年のフェノーメノで、前走の日経賞は5着と言っても0.5秒差だった。もう1頭の2012年のビートブラックは、2頭で離して逃げる形から粘り込んだもの。長丁場のGIということで、勝ち負けするためには心身ともにピークに近い状態が求められる。不振馬の巻き返しは、展開を味方につけた場合にほぼ限定される。

 クリンチャーは昨年の菊花賞2着を含めて、これまで京都コースでは[2-1-0-0]のパーフェクト連対。3コーナー過ぎの下り坂を利用してスピードに乗っていけるコース形態が合っているようだ。

 前走の阪神大賞典は「一周目の3コーナーを勝負所だと馬が勘違いしてしまった」らしいが、いかにも前哨戦と割り切った敗戦でもあった。折り合いを欠く場面がありながら3着に粘り込んだのだから、むしろスタミナの確かさに自信を深めた部分もあるのではないか。武豊騎手の騎乗停止による乗り替わりは誤算だが、あえて仕掛けを遅らせた前走の布石が、今走に活きてくるものと思う。

 レインボーラインは一昨年の菊花賞2着馬で、道悪になった昨秋の天皇賞でも3着したように、スタミナ勝負にはめっぽう自信を持つ。ただ、ここまで4勝のうち3勝が阪神で、京都では[0-1-1-2]ともうひとつ。コース対応に課題は残る。

 ガンコは昨年暮れに芝に再転向してから4戦3勝。日経賞を制して、あっという間にGIに手が届く位置まで駆け上がってきた。3000m級の距離は初めてだが、押し引き自在のレース巧者で、京都替わりも問題ない。

 トーセンバジルは昨秋の京都大賞典で2着したときには、シュヴァルグランに先着している。このときが新潟記念7着からの臨戦だったように、休み明けを一度叩かれて調子を上げるタイプ。直線が長い京都外回りに替わるのもプラス材料だ。

 シュヴァルグランは近年活躍が目立つ大阪杯からの臨戦だが、そこで13着とよもやの大敗を喫してしまった。中3週で心身のリズムを立て直せるか、注目が集まる。サトノクロニクルチェスナットコートは、いずれもハーツクライ産駒。エンジンの掛かりの遅さはネックだが、両馬とも京都外回りで勝ち鞍があるように、コース替わりは歓迎だろう。

前半3ハロン理論 小林誠の予想

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小林誠

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

1

2

4

5

6

10

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

6

相手

1

2

4

5

10

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

4

相手

1

2

5

6

10

30通り 各100円

小林誠の見解

【充実一途】急速に力をつけている08クリンチャー。前走は折り合いを欠いたことを考えれば、負けて強しといえる内容だった。枠番も4枠8番ならば文句なしで、好位のインをスッと取りに行けるはず。さらに、稽古での動きの良さも強調材料だ。ここから、相手は06ガンコと04カレンミロティックを上位にチョイス。◎○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負だ。

アグレッシブ予想 藤村和彦の予想

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藤村和彦

予想印
15トーセンバジル(8人気)
6ガンコ(3人気)
12レインボーライン(2人気)
14アルバート(6人気)
8クリンチャー(4人気)
10サトノクロニクル(5人気)
11シュヴァルグラン(1人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

15

相手

6

8

10

11

12

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

15

2着

6

相手

8

10

11

12

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

15

2着

12

相手

6

8

10

11

14

30通り 各100円

藤村和彦の見解

【小波乱】トーセンバジルは態勢が整った。対応力があるガンコレインボーラインは追われてしっかりしている。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

12

相手

2

6

10

11

14

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

12

2着

14

相手

2

6

10

11

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

12

2着

15

相手

2

6

10

11

14

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

天皇賞春は前走値と平均値重視の混合判断が重要になるレース。平均値では▲トーセンバジルが1位で○アルバートが2位。それぞれデムーロとルメールが乗っている割に人気になっていないのが良い。ただ前走値ソートにするとトップになるのは◎レインボーライン。軸はこちらにする。前走値で続くのは☆チェスナットコートと△サトノクロニクル。この2頭が今回の穴候補となるだろう。前走値悪い△シュヴァルグランは押さえ。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

予想印
8クリンチャー(4人気)
11シュヴァルグラン(1人気)
10サトノクロニクル(5人気)
12レインボーライン(2人気)
6ガンコ(3人気)
14アルバート(6人気)
15トーセンバジル(8人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

6

10

11

12

14

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

11

相手

6

10

12

14

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

10

相手

6

11

12

14

15

30通り 各100円

田沼亨の見解

長丁場適性と成長力から8クリンチャーを推す。京都記念で重賞初V、菊花賞2着の実績と京都は絶好の舞台。速い時計への対応力は高くチャンスは大。次位は11シュヴァルグランでGI馬の実績から巻き返しは十分。▲は10サトノクロニクルで良馬場なら切れ味がフルに引き出せる。

 佐藤直文の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

6

-

11

1点 3000円

馬連流し

11

相手

8

12

2通り 各2000円

馬連流し

11

相手

1

2

10

3通り 各1000円

佐藤直文の見解

 昨年は5頭ものGI馬が揃ったが、今年は1頭のみで、キタサンブラックが抜けた以上にメンバーが低下した感を受ける。近年は高速化も進み距離適性以前に瞬発力が問われていたが、大阪杯のGI昇格やドバイ・香港などの選択肢が増えたことにより、中距離馬がわざわざ使う必要もなくなったと言えそうで、これからはステイヤーとしての資質であったり、近走の勢いだけで好走する馬が増えるのかもしれない。

 とはいえ、◎はシュヴァルグラン。過去2年は阪神大賞典からのステップだったが、今年は疲れが残らない大阪杯からのステップとしたのが吉と出るはずで、型通りの良化も示している。過去10年で前年の連対馬は8頭中4頭が再度連対、その後にGIかGIIを勝った馬に絞ると3頭全て連対、というデータも後押しで、ここは格の違いを見せてくれるだろう。

 相手は、前哨戦の内容を重視して、ガンコレインボーラインクリンチャーへが本線で、以下は、ミッキーロケットサトノクロニクルチェスナットコートまで押さえる。

厳選予想 ウマい馬券