11R

菊花賞

15:40発走 / 芝3000m (右 外 A) / 天候:晴 / 馬場:良
4回 京都 7日目 サラ系3歳 オープン       (国際) 牡・牝(指) 馬齢 18頭
本賞金:12000,4800,3000,1800,1200万円
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ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

9

相手

2

3

4

7

14

18

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

9

2着

3

相手

2

4

7

14

18

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

9

2着

14

相手

2

3

4

7

18

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【我が意はエタリ】エタリオウは、メジロマックイーンライスシャワーを彷彿させる、久々に現れた名ステイヤー候補。ブリンカーや耳袋などの重装備をほどこし、性格は敏感。エンジン点火に手間取るため、全成績は【1502】と、勝ち味に遅い。中距離の瞬発力勝負は加速がついたところがゴールという場面が度々あり、春の最大目標であるダービーも、ラスト4Fから一気に11秒7とピッチが上がったところで置かれてしまった。続く3Fも11秒2-11秒2-12秒2(34秒6)--タフで変則的なラップに翻弄され、馬群を割るようにして4着に急追してきたものの時すでに遅し。

 しかし、勝ち馬とは0秒2差、上りはメンバー中第二位。ダービーでもっとも印象的な末脚を使った馬を菊花賞で狙えという格言は、今も少しも色あせてはいない。

 期待通り秋緒戦の神戸新聞杯は、ダービー馬ワグネリアンを相手に33秒9の猛ラップで2着強襲。シンガリ一気という決め打ちではあったが、使える脚の長さ、反応はどうか。本番の菊に向け、大胆かつ緻密な、M・デムーロならではの「試走」に手ごたえいっぱい。

 母は芝9FのGI・クイーンエリザベスII世チャレンジカップSなど北米を中心に6勝。6-9Fの重賞で着外なくタフな競走人生を送っており、父はステイゴールド。同じ産駒のオルフェーヴルにはさすがに劣るものの3000mのスタミナ勝負は望むところ。

 逆転があればブラストワンピース。10秒台を2連発した東京1800mの新馬戦から出色の素質を示していたが、ゆりかもめ賞を上り34秒0で一閃。毎日杯の1分46秒5はレース史上3位。ただ肝心のダービーは、変則ローテのため重め残り。勝負どころで外から圧迫され脚を余し、痛恨の5着に封じ込まれてしまった。

 しかし新潟記念は才能を見せつけるかのようなラチすれすれを回しての外一気。1分57秒5という走破タイムは過去十年でNo.1。中6週というローテーションとなるが、昨年の菊花賞キセキも夏の新潟2000mを経由しており(間に神戸新聞杯2着)、菊奪取の起点となりえる。手加減しながらの春と違って、ビシビシと鍛え込みながら身体造りも体重も調整ができた。淀の3000mは包まれたとしても我慢していれば、必ず内が開くことを池添は知っている。

 馬券は◎○二頭軸、3連複・3連単に決め打ちといきたい。

 連下一番手にはグロンディオーズを指名。2勝目はダービー前日の土曜日、同じ2400mの時計は2分24秒4。翌日のダービーには0秒6遅れながら青葉賞よりは記録は上。次走の信濃川特別は、ラスト4Fから11秒7にピッチが上がり、続く3Fは11秒1-10秒7-11秒5(33秒3)、自身の上りは33秒1。ブラストワンピース新潟記念に全体時計は劣るものの、上りのラップ構成は互角といっていい。

 半兄は目黒記念など7勝を挙げたムスカテール(父マヤノトップガン)。父がルーラーにかわったが、黒鹿毛や肌艶、530キロの巨漢、背中や脚のシルエットはよく似ているし、完成時期は兄より断然早い。加えて鞍上はモレイラ。JRAの試験のため、逃げるか大外を回しての4角マクりか。きれいなレースしかしていないが、「本気」になった時のモレイラは、馬込みも厭わず、イン強襲の用意もある。

 先手を狙うジェネラーレウーノにとって、4番枠は願ってもない。タフなラップ構成の皐月賞を3着に踏ん張り、セントライト記念ワンステップアップを果たした。リズムよくいけば二枚腰が使え、悠々とした造りの青鹿毛、馬体のラインや人気の度合いは、あのキタサンブラックと共通点が多い。

 時計の精度ならユーキャンスマイル阿賀野川特別は2分10秒9という快記録で楽勝。2着馬はその前走、新潟2200mをレコ勝ち。昨年の3着馬ポポカテペトルと、馬主もローテーションは同じだったりする。

 グレイルは絶好の2番枠を引き当てた。内でじっと脚をため、直線勝負を狙っている。

 馬場差やラップ構成の比較が微妙だが、グローリーヴェイズ佐渡特別を1分56秒6。数字・理屈的には上位争いの計算が成り立つ。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

14

相手

2

3

2通り 各800円

3連複軸1頭流し

14

相手

2

3

7

9

10

12

17

21通り 各400円

須田鷹雄の見解

 3000mのスタミナ勝負歓迎という馬がいない一戦。メイショウテッコンが逃げるとして、番手あたりにいそうなジェネラーレウーノがどのあたりからレースを動かすか。上がり勝負はよくないと分かっていても、距離を考えるとあまり早い仕掛けはできないはず。そうなると同馬やエポカドーロのような持続力タイプは厳しい。

 そうでなくとも菊花賞は、上がり上位馬がそのまま上位入線馬になる傾向がダービーなどと比べて高い。そうすると差しタイプ、キレる馬、過去に上がり上位をマークしているといった馬を重視したいところだ。

 良い枠を引いた○ブラストワンピースでいいのだが、今年のような混戦の菊花賞は穴を狙いたいところ。◎はグロンディオーズにした。単純に4戦すべて上がり最速できているし、新潟では馬場次第でここまで上がりのマックスを出せるということも示した。モレイラ騎乗も魅力だし、勝ち切るとまではいかずとも、馬券圏内まで差してきてもらおう。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
6メイショウテッコン(5人気)
9エタリオウ(2人気)
5エポカドーロ(3人気)
12フィエールマン(7人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

5

6

9

12

12通り 各400円

3連単BOX

5

6

9

12

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

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高配当もズバリ! netkeiba関西本紙の予想

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netkeiba関西本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

2

相手

5

6

7

9

10

11

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

9

相手

5

6

7

10

11

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

5

相手

6

7

9

10

11

30通り 各100円

netkeiba関西本紙の見解

【波乱含み】2戦2勝というコース実績もあって、京都コースだと走りがスムーズに感じる2グレイル。ダービーの時も体調は万全だった。それでいて、あの結果を見るとコースをかなり選ぶタイプのよう。出遅れの不安は付きまとうが、全馬何かしらに不安があるメンバー構成。枠順の利を存分に活かしたいところだ。

 9エタリオウは今回1番人気候補。最後は確実に脚を使っており、初距離だらけのメンバーの中では、スタミナ面での不安は1番少ないか。ダービー4着も、この世代を今後は引っ張っていく可能性を感じる。

 5エポカドーロは後で考えると、ここ数走の中で前走が一番負けても傷の浅いレースだったように思う。ここ一番での仕上げに定評のある藤原英厩舎。逃げたい馬も揃っており、皐月賞のような馬群のバラけかたになれば、勝利の香りが同馬に漂い始める。

最速予想 netkeiba編集部の予想

netkeiba編集部の見解

※月曜日段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 牡馬三冠の最終戦。牝馬の秋華賞は、同じ京都でも内回りコースを一周して芝2000mという比較的ベージックな競走条件だったが、菊花賞はそうではない。そもそも、JRAの競走馬が3000m級の長距離戦を走ること自体が稀なことだ。同じ淀の長距離GIでも、天皇賞(春)の場合は、出走馬の多くがコース形態が類似するコースでの前哨戦で経験を積む機会があるが、菊花賞はまさに一発勝負である。

 3コーナー手前からのスタートがまず難関だ。コーナーを6つクリアーしてペースの緩急に対応して、さらに京都競馬場独特の3コーナーからの上り下りにも対処しなければならない。走る側にとって菊花賞の難しさは、さまざまな課題をレース中に克服しなければならない、ということに集約される。「なんとなく」走っていてはけっして勝ち負けできないレースであり、綿密な準備作業が必要となる。

1.凡走からの巻き返しが困難

 過去10年の菊花賞の連対馬20頭のうち、18頭は前走で3着以内に好走していた。例外は昨年2着のクリンチャーと2008年2着のフローテーション。さらに勝ち馬10頭のうち6頭は前走でも勝利していた。例外の4頭の前走はいずれも神戸新聞杯で、そこで2着か3着に入っていた。先週の秋華賞では「前走掲示板」が好走の最低条件である、というデータを紹介したが、菊花賞ではハードルがさらに高くなる。

2.京都経験が有利に働く

 関東馬が不振である(昨年まで16連敗)ことはよく知られるが、そのおもな原因として、クラシックが地元で行われる関東馬は輸送して京都を走る機会が少なく、菊花賞で超えるべきハードルが増えていることが挙げられる。反面、京都適性を活かして菊花賞で激走した馬は数多い。昨年10番人気2着のクリンチャーは、京都の未勝利戦を14番人気で3馬身差圧勝した履歴があった。さらには今年の京都記念も4番人気で1着した京都巧者だ。2014年4番人気2着のサウンズオブアース京都新聞杯で8番人気2着、2012年7番人気3着のユウキソルジャーはそれまで京都で2戦2勝。

3.乗り替わりはNG

 過去10年の菊花賞馬は、いずれも前走から同じ騎手が継続して騎乗していた。乗り替わりの馬が菊花賞を制覇したのは、2004年のデルタブルース、2001年のマンハッタンカフェの例があるが、いずれもそれ以前にコンビを組んだ経験があり、まったくのテン乗りではなかった。2着馬についても過去10年で10頭中8頭が継続騎乗。乗り替わった馬の苦戦は、ダービーと同じ傾向である。

 エタリオウは前残りのダービーを追い込んで4着、神戸新聞杯でも最速上がりを繰り出して2着した。前走から騎乗したミルコ・デムーロ騎手をしてもこの馬の反応の鈍さには手を焼かされていたが、前走の経験を今回にフィードバックしてくることだろう。これまで8戦1勝だが、京都に限れば未勝利を4番人気1着、梅花賞で3番人気2着。強く仕掛けなくても3コーナー過ぎの下り坂で加速していける京都外回りはおそらく合っているものと思う。

 ブラストワンピースはダービーを除けば4戦4勝。古馬相手の新潟記念ステップにするという異例のローテーションで臨む。世代上位の実力馬であることは明白だが、臨戦過程がベストでないという点は、毎日杯から臨んだダービーと同様。経験値という部分で評価を下げた。メイショウテッコン神戸新聞杯エタリオウとタイム差なしの3着。ハイペースを3番手から抜け出したラジオNIKKEI賞が示すとおり、位置取りにもペースにも注文がつかない。松山弘平騎手が完全に手の内に入れている印象だ。

 タイムフライヤー和田竜二騎手が連続騎乗の2走目になる。京都では外回りの萩Sを圧勝して、内回りの京都2歳Sでタイム差なしの2着と2戦2連対。3歳になってからはスピード不足で苦しんでいるが、この舞台ならばG1馬の底力を見直せる。エポカドーロは差す形でも4着まで盛り返した前走でさすがの力量を示した。以下では、セントライト記念を快勝したジェネラーレウーノ(田辺裕信騎手)、条件戦を連勝中のアフリカンゴールド(松若風馬騎手)。鞍上を固定して使われている人馬に印を回した。

前半3ハロン理論 小林誠の予想

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小林誠

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

2

相手

3

5

6

7

9

10

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

9

相手

3

5

6

7

10

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

3

相手

5

6

7

9

10

30通り 各100円

小林誠の見解

【差し優勢】末脚のキレ味だけならトップクラスである、02グレイル。内枠に先行勢が偏るなかでの1枠2番と、願ってもない枠番となった。ラチ沿いで脚をタメて最後はインを突くという、一昔前の岩田ジョッキーが得意とした騎乗に期待が持てそうである。相手も難しいが、09エタリオウと03ブラストワンピースを上位に評価。差し優勢の展開に決め打って、◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負。

アグレッシブ予想 藤村和彦の予想

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藤村和彦

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

9

相手

2

3

5

7

11

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

9

2着

5

相手

2

3

7

11

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

9

2着

3

相手

2

5

7

11

15

30通り 各100円

藤村和彦の見解

【小波乱】エタリオウは心身いずれも成長している。レースセンスがいいエポカドーロブラストワンピースは内枠を生かす。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

6

相手

2

5

9

11

12

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

9

相手

2

5

11

12

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

5

相手

2

9

11

12

14

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

このレースは平均値重視というのがタイム指数としての攻略法。今回その平均値トップはなんと◎メイショウテッコン。大丈夫かと自問自答しながらも教訓重視でこの馬から勝負する。相手は○エタリオウと▲エポカドーロ。結局、神戸新聞杯の上位を評価することになった。一発も平均値では高い☆コズミックフォース。さらに△グレイルと名手2名。ブラストワンピースには印回らず。これで勝負する。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

9

相手

3

4

5

6

10

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

9

2着

3

相手

4

5

6

10

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

9

2着

14

相手

3

4

5

6

10

30通り 各100円

田沼亨の見解

神戸新聞杯で素晴らしい末脚を発揮した9エタリオウを推す。長くいい脚が使えるタイプで条件は最適。京都コースの相性も良く主役に躍り出る。次位は3ブラストワンピースでスタミナは豊富で上積みが見込めるなら差はない。▲は14グロンディオーズで距離延長は歓迎で一発の能力を秘めている。

 佐藤直文の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

6

相手

4

5

2通り 各3000円

馬連流し

6

相手

3

7

9

16

4通り 各1000円

佐藤直文の見解

 過去10年のうち、ダービー出走組と不出走組は5勝ずつで全く互角のデータ。ただ、今年の3歳牡馬路線で春に重賞を複数勝った馬不在というのは、この世代の勢力図が混沌としていることの裏付けであり、今年は夏を越して台頭してきたステイヤーにチャンスありと見た。

 ◎はメイショウテッコン神戸新聞杯は3着止まりだったが、上がり3ハロン34秒7の数字は悪くはない。距離のイメージ以上に先行馬が残る舞台で、父譲りのスタミナを生かして渋太く粘り込むというシーンが、頭に浮かぶ。

 相手は、瞬発力勝負となったダービーよりも、消耗戦となった皐月賞を下敷きに、エポカドーロジェネラーレウーノが本線。以下は、ユーキャンスマイルブラストワンピースエタリオウステイフーリッシュまで押さえる。

厳選予想 ウマい馬券