【上位拮抗】ビューティフルデイは、初戦は勝ち馬の瞬発力に屈するも好内容の2着。叩かれ動き良化顕著で勝ち上がりに期待。アップストリームも前2走で脚力示しレースぶりも前進。一戦毎に素軽さも増し勝機あり。シルバースピリットも脚力見劣らず気配も上向きで好勝負まで。アイアゲートは休養効果で力強さ前走以上。アオイカツマも巻き返し可能で、ドラミモンやマイネルレイヨンなども侮れない。

【血統馬注】アップストリームは、キングカメハメハ×ディープインパクトというテッパン配合。しかも母アユサンは、桜花賞馬というデカいオマケつき。デビュー戦は488キロで出走、若干水っぽい造り。前半は1分3秒5という超スロー。慎重に構えたこともあり追い込み届かずの3着に終わったが、レースの上りは11秒7-11秒5-11秒4(3Fは34秒6)、対する自身の上りは33秒8。ゴール前2F近辺のどちらかで10秒台の脚を使っていた。

　二戦目の前走は、一転5F通過は59秒5のミドル。気負い気味に2、3番手につけ、勝機を伺ったが、勝ち馬の切れが上回っていた。ただ、走破タイムは1分34秒7、4・5回東京の2歳マイル戦では、トップランクのレース内容だった。上りも推定11秒9-11秒6-11秒1(34秒6)、しっかりとした加速ラップを描けている。右回りに替わるのは、ライバルたちも一緒。大外枠を引いたが、前走で折り合いも教えた。逆転があればビューティフルデイ。

　先着を許した勝ち馬は、アーモンドアイもどきの、来春の桜花賞も望める超優良株。上りラップは推定11秒9-11秒1-11秒4(34秒4)、1分35秒1も初戦とすればHレベル。

　三番手はシルバースピリット。鞍上はルメールJ、前走は本命より上りは速く、差は0秒2だった。馬連は紛れがあったとしても三つ巴内でおさまりそう。ドラミモン、アルマブレイド、アオイカツマ、ウンジョウノメガミは3連複要員。

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【上位拮抗】混戦だが、末脚が安定している16アップストリームがコース替わりでもチャンス。9ビューティフルデイは初戦の内容を再現できれば勝機が十分あるだろう。11シルバースピリットは詰めひと息でも立ち回りひとつで上位争いに加わりそう。8アオイカツマは詰めひと息の感はあるが、流れ込みに警戒して押さえておく。4アイアゲートは初戦ひと息も立て直しての上積みがありそうで連下にマーク。差し脚がある6アルマブレイドにも要注意。

初戦値は低くても2戦目に上げている馬が多い。けっこうどれにも可能性がありそうな混迷戦だろう。脅威の指数伸びを示しているのは◎シルバースピリット。勝っていない点はマイナスだが2戦目90というのは評価できる、同様に○アップストリームと初戦85▲ビューティフルデイ。あとは中山同距離コース適性の勝負になるだろう。次点に☆アルマブレイド。以下△にもやれる馬多い。

キャリアを積んでの上積みは必至な9ビューティフルデイが優勢。末脚は堅実で能力がカバーできる。○は16アップストリームでマイル適性は十分で差はない。