【一連の時計上々】3歳馬
ライトウォーリアが颯爽と先行勝ちを決める。芝を二度使ったが、2歳暮れから正月にかけ1800ダートに転身して2連勝。京都で挙げた2勝目の1分52秒6は、同日の古馬2勝クラスを0秒8上回る、二着に0秒5差をつける楽勝だった。
3走前の阪神・インディアTの1分50秒0も、重と稍重の違いはあるものの、翌日の3勝クラス・
フィリピンTより1秒6速かった。世代GIII・
レパードSは、なし崩しに脚を使わされ12着と大敗したが、自己条件に戻った平城京Sは小差3着。1000m通過・1分0秒7という息の入りにくいタフな流れを、勝ちに行ったぶん終い甘くなったが、休み明けをひと叩き。今回からタッグを組む吉田隼Jを背に、中間密にハードに坂路で研磨してきた。
対抗は
シェダル。こちらも3歳初期、中山1800ダートを2連勝した
ゴールドアリュールの息子。行き出すとカーッとして止まらない、幼さが抜けるのに多少時間はかかったが、札幌の前二戦で横山武Jも動かし方を手の内に入れた。1週目の
北総Sは除外されたが、あわてることなく調教を練磨、少しづつだが大人になった。
キャンディスイートは、現級の
内房S2着。この距離ベスト、組み合わせも楽になってきた。時計1秒更新がカギになるが、勢いなら
ゼノヴァース、
バンクオブクラウズ。
デルマオニキスは、冬季乾燥ダートの鬼。