【格上を煽る】
シュネルマイスターの弾力出色。父は欧州の種牡馬リーディング上位争いを繰り広げている快速
キングマン。母は独
オークス馬、母の兄弟、祖母など一族はドイツを代表するブラックタイプがズラリと勢ぞろい。
初陣は460キロで登場、骨太の体型もあって数字以上に大きく映す。いざ実戦では、横山武Jの指示に素直に反応、折り合って中団。勝負どころの三分三厘から、ひと気合入れるとハミをとって追撃態勢に突入。最終週の荒れ馬場・札幌の洋芝で、上り3F・推定11秒9-11秒1-11秒5という快ラップを計測(3Fは34秒5、野芝だったら軽く10秒台、3F・33秒台に匹敵)。ラップ形態を見ると100m延長も不問。美浦入りし、質の高い南Wコース追いも漸次消化。直前の追い切りは
朝日杯FSに出走予定の
ドゥラモンドを1秒後ろから追走併入。GI出走馬より格上扱いの併せ馬をこなしている。
二の筆頭は
アラビアンナイト。デビュー戦は窮屈な位置に閉じ込められ脚を余して3着に敗れたが、前走は出たなりで中団。馬場差2秒近い重馬場のもと、4角先頭、11秒8-11秒2-11秒5(3Fは34秒5)というリズムの良いラップで、真っすぐ走り切った。こちらも426キロという体重以上に大きく見せ、中間南Wで5F追いをしっかり3本消化できている。
三番手は
ウインミニヨン。このメンバーに入ると、キャリアとマイルの持ち時計上位。コレといった強調材料は乏しいが、
アヴァノスは中山マイルをソツなく新馬勝ち。
ワザモノは末脚を研磨し東京7Fを一気差し。
トーセンマッシモ、連闘の
サニーオーシャンなど、二番手争いはチョイ荒れ。