【時計上々】ゴール寸前、出てこい
サターン。全姉
カンタービレは
ローズS、
フラワーC優勝。小股の切れ上がった、一戦必勝型の真面目なディープ牝馬だった。全弟は2歳7月デビュー(4着)、その後1年8か月休養。門別へと転厩し3勝をあげ4歳秋にJRAへ復帰したが、1勝クラスの勝利は二戦目、京都1900ダート。1分57秒4は、脚抜きのいい重馬場を差し引きしても速く、ダートでも2勝クラスは勝ち負けになるなと思っていたら、続戦は芝2200mにスイッチ(0秒3差の4着)。
前走の2000m戦は0秒2差の3着。追い込み届かずに終わったものの、上がりは最速。2分0秒6という走破タイムは前日のGIII・
中日新聞杯と0秒5差というHレベルだった。脚元を大事に、びっしりとは攻めきれないが、4月後半から7本。入念に調教本数はそろえてきた。
シーリアスラブとの追い比べが第一本線。不器用ながら中京コースは[1021]。二走前の恋路ヶ浜特別は35秒5、
須磨特別は33秒1という最速の上がりを叩き出し、好調をアピール。
シャドウセッションも小差。ダートをベースに走っていた時期もあったが、恋路ヶ浜特別では
シーリアスに一つ上の2着に先着している。人気上位の顔ぶれは、ややジリ脚。一発あるとすれば、
セオリー通り
メイショウロセツ、ホウエウ
エクレールの逃げ。