【混戦】スマートクラージュは距離短縮から前進し千二でさらに力発揮。直前の動きも抜群で重賞初挑戦でも勝ち負け期待。ナランフレグは中山替わりカギも充実顕著で末脚生きる流れなら差し切り十分。ファストフォースはスピード上位でリズムよく運べれば押し切りも。デトロイトテソーロもマイペースなら侮れない。マリアズハートも引き続き状態良く、ビアンフェやビオグラフィーなどにも注意が必要。

【前進あるのみ】ナランフレグが、重賞奪取まであと一歩。左回り5-6F専用馬から、なかなか脱却しきれないでいたが、阪神1200mを2・1着。二走前のタンザナイトSは道中馬群で進め、進路を探しつつ右回りでも余裕の一気差しを決めた。シルクロードSは+12キロ増の494キロ、思わぬ重め。最速の上りは計測、先行勢を捕えたかに見えたものの、重めがたたり微妙に伸びが鈍ってしまった。その結果を反省材料に、馬体をひと絞り。重賞制覇は追い出しのタイミングひとつ。

　当面の目標はスマートクラージュ。スピードの絶対値の違いで条件時代はマイルでも勝てたが、距離を6Fに定め道頓堀Sは戦法一変。ガッチリ中団で脚をタメ、上り33秒3で大外強襲。見違えるような艶やかな競馬が可能となった。続く淀短距離Sも33秒7-34秒2というバランスのいいラップで1分7秒9で快勝。調教の動きなどにも自信と貫録がうかがえる。

　単穴はジャンダルム。母は名スプリンター、ビリーヴ。息子も昨年4月の春雷Sを1分7秒3で突き抜けた。ムラは否めないが、稽古はいつも以上に動いた。ツボにはまれば首位も有望。折り合いとパワー馬場にモタついているが、マイネルジェロディも12月の南総S・1分7秒4でOPは見えている。強力な逃げ馬が何頭か揃いHペース必至、マリアズハートの決め手に注意。デトロイトテソーロは北九州短距離S2着、番手でも競馬ができる。

　オーシャンSは前走オープン特別組が通用しやすいレース。前走の着順とここでの結果もリンクしやすい。ここは勢いに乗ってきている◎スマートクラージュを軸に。

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【差し注意】混戦の顔ぶれなら、好位付けの形が取れそうな2スマートクラージュに期待。展開的に恵まれそうな10ナランフレグを対抗に取る。7ジャンダルムは近走ひと息でも叩き2走目でこの斤量なら一発がありそう。5ダディーズビビッドはひと押しに欠けるが流れ込みに警戒して押さえておく。相手なりに動ける11マイネルジェロディ、差し脚がある1マリアズハートにも要警戒。

※2/27時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　中山芝1200mで行われるGIII戦。舞台となる中山芝1200mは、トリッキーな中山の外回りを使用したコースでスタートしてから緩やかなカーブが続く分距離ロスのある外枠は不利になります。勢いで急坂も登り切ってしまえるので前に行く馬から買うのが安パイでしょう。

　本命視しているのは、ビアンフェです。昨年の3着馬。スピードがあるので短い距離ではどんな相手でも大きく崩れることなく能力を出せる子。外枠が不利になりやすい条件なので枠順がでてからもう一度吟味したい。

※2/27時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　スマートクラージュが3連勝で重賞Vだ。ここ5戦、全く不発という競馬がない。後方に構えれば決め手がうなり、先団にいればきれいに抜け出す。ここは逃げたい馬が多いメンバー。その背後から力強く脚を伸ばす。その逃げ候補勢で面白いのがデトロイトテソーロ。北九州短距離S(2着)での粘りは目を引いた。菅原明との相性も抜群だ。差しの競馬になればナランフレグの決め手がうなる。ビアンフェも枠順次第でハナ奪取＆粘り込み可能。

※2/27時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　基本的にはキャリアの浅い馬が中心。「出走数が17戦以上、かつ“前年以降、かつ中山、かつオープンクラスのレース”において1着となった経験がない馬」は2017年以降[1-0-0-45]と安定感を欠いています。

　さらに「前走のコースが国内、かつ前走の4コーナー通過順が6番手以下、かつ“中山、かつ芝、かつオープンクラスのレース”において1着となった経験がない馬」は2017年以降[0-0-0-36]。相当にコース適性が高い馬でない限り、先行力が低い馬は過信禁物です。

　有力候補はジャンダルム・スマートクラージュ・ビアンフェあたり。スマートクラージュはこの距離が合っているようですし、無理には逆らえません。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　高松宮記念に向けた一戦。シルクロードSはハンデ戦で、阪急杯は距離が1400mなので、前哨戦という位置付けの重賞では唯一1200mの別定戦であるという点がこのレースの特徴。

1.大型馬が優勢

　過去10年、馬体重が479kg以下だった馬は[2-2-3-54]で複勝率11.5％と苦戦気味。馬体重500kg以上の馬は[3-6-7-34]で複勝率32.0％であり、大型馬の活躍が多い。

2.逃げ切りは難しい

　過去10年で逃げて連対したのは、GIクラスのスピードを持つモズスーパーフレアとハクサンムーンの2頭だけ。スピード優先のスプリント戦だが、直線に急坂が控える中山コースにおいてスピードだけで押し切るのは容易ではない。直線でもう一伸びできる馬、馬力のある馬に注目したい。

3.巧拙が問われるコース

　中山は道中起伏があり、ゴール前も急坂があるという癖のあるコースで適性が問われやすい。昨年の覇者コントラチェックは1200mの実績こそなかったが、それ以前に中山で重賞を2勝していたコース巧者。他にも過去の好走馬には、ナックビーナス、ダイメイフジ、ハクサンムーン、サクラゴスペルなどリピーター含め既にコース実績のある馬の活躍が多い。

　ジャンダルムは前走のシルクロードSで13着に終わったが、休み明けの仕上がり途上でトップハンデだったことを踏まえれば見直す余地はありそう。良績の多い中山へのコース替わりで巻き返しを期待したい。

　マイネルジェロディはオープン入り後も安定しており、中山にも実績がある。初重賞でも勢いのある今なら通用して良いだろう。

　ダディーズビビッドは初の中山だが、これまでの実績や血統からして合っている可能性は高そう。前走は参考外で良く一変あってもおかしくない。

　マリアズハートは中山巧者なのでマークはしておきたい。ただ、今回のメンバーだと力は一枚落ちる。以下、昇級は問題ないが中山が未知数のスマートクラージュ、実績上位のビアンフェ、京阪杯の走りが良く本格化しているファストフォース。

【小波乱】スマートクラージュは勢い上々。流れに乗りダディーズビビッドが前進。ジャンダルムは追い比べで浮上する。

GIIIオーシャンS。芝1200m戦。前走北九州短距離Sからが7頭。シルクロードSからが4頭。それが今回中山同距離戦になってどうかという一戦。この条件ならば走る☆マリアズハートはやはり要注意。だが前走でも101でこれ以上出るのかどうか。ならば3走前に同距離コース108ある4歳◎マイネルジェロディを狙う。相手に○スマートクラージュと▲ダディーズビビッド。

確実にパワーアップしてきた2スマートクラージュが優勢。初コースだが自在な脚で好走は可能。次位は10ナランフレグで他力本願だが好機に仕掛ければ差はない。▲は14ビアンフェで叩いた効果は大きく好走は十分。