【ジャンプアップ】
ヒメノカリスが確変急。兄は
皐月賞・
大阪杯GI2勝の
アルアイン、弟はダービー馬
シャフリヤール。馬体の成長および戦法確定に時間を要し、条件クラスで肩身の狭い時期も経験したが、前走の中山戦は1000m通過・57秒2という重賞級のHペースを二番手追走。坂下からゴール板まで脚色は鈍らず、二着を0秒9と突き放す楽勝だった。1分33秒3という時計は同日の3勝クラスより0秒9速く、良馬場と稍重の違いはあるものの、前日のOP・
ニューイヤーCより0秒1速かった。思えば昨年9月の中京マイル勝ちが、上昇へとベクトルが触れる転機、コースも問題なし。一週前は坂路で49秒6という自己最速タイムを計測、劇的に体力がついている。ただ、他にも近い将来のOP候補がズラリ勢ぞろい。
ヴィルシーナの娘
ディヴィーナは、前走はスローに大ハマり。空振り三振に終わったが上がりは最速。一変の単まで十分。
アヴェラーレの母は
スワンS、
フラワーC優勝、
NHKマイルC2着。娘は東京7Fの
春菜賞を上がり33秒3で一閃。走るたび体重を増量、遅まきながら重賞馬だった母の背中が見えてきた。
サマートゥリストも母は
フローラSの覇者。
ライティアは
オークス馬
シンハライトの妹。
タガノディアーナ、
サルファーコスモスなど、将来の牝馬重賞予備軍が揃い上位はほぼ横並び。