【去勢効果がありあり】
ラインベックが完全復調。配合は
ディープインパクト×
アパパネ。新馬・
中京2歳Sを連勝した時は、当然クラシックやGIを意識した。東京スポーツ杯3着、
ホープフルS4着、
若駒S3着。ここまでは順調だった。しかし
皐月賞は15着に惨敗。体調や特徴を模索しダートでも勝ったりしたが、つかみどころのない気性とムラは相変わらず。ならばと4走前の信越S前、去勢手術をほどこす。
前進気勢が表に出はじめたのを見てマイル路線転身を決意。二走前のリゲルSが2着、中山へ遠征し
東風Sを1分33秒0で競り勝った。ややローテはタイトだが、極端な馬体減やイレ込みがなければOP特別なら今は格上主力。ただ、上り馬
セルバーグはかなり手強い。前進気勢が強すぎ、体重維持や操縦に気を遣うが、二走前の中京マイル・1分32秒9を境に、急激に大人になった。
道悪も前走で克服、怪しげな素振りをパドックで見せなければ首位も意識できる。マイル三戦目、
オニャンコポンがワンプッシュ。折り合いなど、まだ全幅の信頼は置けないけれど、
グラティアスは
ニューイヤーS3着、睦月S2着と二戦連続して好結果を出した。
ノルカソルカは
東風S3着同様、今回も腹を括って逃げるのみ。追い込み一手だが、
トリプルエースは
キャピタルSを1分32秒5・上り33秒2で2着急襲歴が光る。