【体重チェック】
モカフラワーのレース精度が安定してきた。2歳秋、東京9Fを1分48秒3・上り33秒5という好タイムで快勝し、牝馬クラシック路線も意識した。ただクイーンCや
フラワーCなど、重賞参戦の疲れが徐々に蓄積。再浮上まで意外に時間を要したが、二走前の小倉遠征は内一気。昇級・関西遠征の千里特別は1000m通過は59秒6というミドル。
よどみのない流れの上に立ち。上り3Fのレースラップは11秒9-11秒7-11秒7(35秒3)と漸次加速。きわめて標準的な地力を問われる一戦となったが、離された2着とはいえ最速タイの上りで2着は確保。当日の
テンション、そして出遅れ癖だけは何とも判断しようがないが、直前南Wで83秒1の6Fをこなせた。450キロを維持できていれば再度好勝負に持ち込める。
ジュリアバローズは3歳4月、経験馬相手に東京9Fを1分45秒6の快記録で一気差しを決めた資質馬。ただ、デビューがずれ込んだ原因は体力不足。ビッシリ造り切れない、間隔をあけてはみるが、線の細さはなかなか解消してくれない。もどかしい思いで成長を見守ってきたけれど、当日輸送の蛍池特別は442キロで出走がかなった。レースの大勢が決まったあととはいえ、強烈な末脚を繰り出し3着浮上。休み明けの仕上げは慣れたもの。こちらも体重維持さえ適えば首位争いに肉薄できる。
単穴は
ゴールドエクリプス。明け3歳2月の小倉で経験馬相手に初勝利を飾り、目下4戦2勝。16日のCWでは6F・79秒9-36秒6-11秒2という自己ベストをマーク。上り調子の今なら輸送競馬も対応確率が高く、まだコレといった高速タイムのない馬だけに、湿り気を帯びた適度に時計のかかる馬場もプラスになるだろう。
グランスラムアスクは逃げるか、出遅れて前走のように追い込んでくるか。戦法は極端だが牝馬限定の2勝クラスならランクは上位。
カンティプールは近走10Fを2分0秒後半-2分1秒前半で上位争いを演じている。
ベリーヴィーナス、
アトミカも連下圏。