【夏はジュン】
ジュンブロッサムの勢いとマイルタイムを買いたい。戦績は[4-6-0-7]、着外も多く本格化に時間がかかったが、2歳11月・東京10Fを2歳レコードで駈け、3歳夏・新潟9Fを1分44秒1のコースレコードで駈けた好素材。前年9月、阪神マイルを1分31秒8・上り32秒6で勝ち、前走の京都戦の優勝タイムは1分31秒5。1000m通過・57秒1というよどみのない流れを中団待機、上り3Fのレースラップは11秒9-11秒6-10秒9(34秒4)。対する自身の上りは33秒1、理想的な加速ラップで後続に悠々3馬身差の完勝。新潟は[1-2-0-0]という好戦績があり、夏場に良績も集中。稽古の動きも活気に満ち満ちている。
第一本線は
サクラトゥジュール。3歳5月時、東京マイルを重賞レベルの1分31秒7で駈けたスピードの持ち主。激しい気性と
テンションの高さに手を焼き成績にムラもあるが、
東京新聞杯は折り合って内からスルスル、1分32秒1は過去十年では第3位の好記録だった。7歳夏も折り合いに気を遣うくらい活力と前進気勢に溢れ、前年6着時と違う先行差しの戦法も前回でイメージできた。
プレサージュリフトも好勝負。重賞タイトルこそ手にしていないが、
オークス5着、
京都金杯3着、昨年の
東京新聞杯は1分31秒9、0秒1差の3着。
ルメール騎手もメイSの好位差しで、改めて相棒との呼吸をはかることができた。惑星は
パラレルヴィジョン。跳びは大きく
トップギアに入るまでタイムラグがある。
安田記念は緩い馬場に脚をとられフォームを崩してしまったが、稽古の動きはうーん豪快。新潟の高速馬場なら一変が期待できるかも。
トゥードジボンは
米子S・1分31秒5逃げ切りV。課題だった戦法の固定と時計決着をクリア、松山弘騎手も連続騎乗。迷いなくハナを叩いてくるだろう。
ディオは前走の
米子Sは休み明け(0秒3差の2着)。上積みを期待でき新潟替わりに新味もある。