11R

宝塚記念

15:40発走 / 芝2200m (右 B) / 天候:晴 / 馬場:良
4回 阪神 4日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(指) 定量 16頭
本賞金:13200,5300,3300,2000,1320万円
  • Course コース詳細
  • IPAT連携

 井崎脩五郎の予想

井崎脩五郎の見解

天皇賞(春)出走組をのぞく、前走4着以下馬
※阪神過去10年[0-0-1-48]
●2010年該当馬→ネヴァブション(5着)、ナムラクレセント(9着)、イコピコ(11着)、ロジユニヴァース(13着)、トップカミング(14着)、アクシオン(15着)、マキハタサイボーグ(17着)
○2011年該当馬→フォゲッタブルアサクサキングスドリームジャーニーダノンヨーヨーシンゲントレイルブレイザー

・前走2着以下の6歳以上馬
※阪神過去10年[0-0-1-33]
●2010年該当馬→ドリームジャーニー(4着)ネヴァブション(5着)、アクシオン(15着)
○2011年該当馬→ナムラクレセントアーネストリーアサクサキングスドリームジャーニーシンゲン

・前走、天皇賞(春)6着以下馬
※阪神過去10年[0-0-1-12]
●2010年該当馬→メイショウベルーガ(6着)、フォゲッタブル(10着)
○2011年該当馬→ローズキングダムトゥザグローリービートブラック

2010年残った馬→ナカヤマフェスタブエナビスタアーネストリースマートギアジャガーメイルマイネルアンサーセイウンワンダーコパノジングー

【昨年結果】
1着:ナカヤマフェスタ(○)
1着:ブエナビスタ(○)
3着:アーネストリー(○)

2011年残った馬→ルーラーシップエイシンフラッシュハートビートソングブエナビスタトーセンジョーダン

須田:13番人気のアースシンボルを残していたとはいえ、マーメイドSは1着馬も2着馬もキレイにヌケ。さすがにそろそろ、進退きわまりまくっている状況ですよ?

井崎:うーん、4着だったイタリアンレッドがせめて3着だったら「ワイドで的中」とか言い張れたんだけどなあ(笑)。

須田:そんなもん、言い張らせるワケないじゃないですか! こんな状況で、1年の折り返し地点である宝塚記念を迎えることになるとは……ホント、胃が痛いですよ。

井崎:いやいや、ここから驚異的な的中を連発してトータルでは例年を上回る好成績になる可能性だって、なくはないだろ?

須田:ええ、電子顕微鏡で見ないとわからないくらい小さな可能性だとは思いますが、確かにゼロではありませんねえ。ボクもそんなふうに考えられれば、どんなに気が楽か!

井崎:で、宝塚記念なんだが。

須田:いきなり本題に入りましたね。ブエナビスタローズキングダムドリームジャーニーなど、今年もかなり豪華なメンツとなりましたが、手応えはどうです?

井崎:さすがにこのメンバーだと、人気馬が総コケでの大波乱っていうのは考えにくいよな。だからといって「ブエナビスタで鉄板!」と言い切れるほどでもないし、難しいな。

須田:ルーラーシップエイシンフラッシュアーネストリートゥザグローリーなども、ここを勝ち負けしておかしくない力の持ち主ですもんね。

井崎:ただ、最初と2番目の消去ネタで両方に該当しているドリームジャーニーは、ここはちょっと厳しいんじゃないかと思うぞ。阪神の内回りは得意コースだろうけどさ。

須田:2番目のネタにだけ該当しているアーネストリーはどうです? 昨年はブエナビスタと半馬身差の3着に来ている馬なので、そう簡単に消せないと思うんですけどね。

井崎:ただ、順調度は昨年のほうが上だよな? それに相手関係も今年のほうが骨っぽい印象だし、そう簡単には行かない気がするけどなあ。

須田:では、そこは良しとしましょう。でも、どう見ても信頼度が低い最後のネタで、ローズキングダムだけでなくトゥザグローリーまで消しているのは、いかがなものかと。

井崎:ああ、やっぱりそこにツッコミ入るんだな(笑)。

須田:「こういう消し方をしているから当たらないんですよ!」と、小一時間は問い詰めたい気持ちでいっぱいですよ。

井崎:とはいえ、その2頭を残して合計7頭になると、当たっても浮く気がしないんだよ。そりゃまあ、ハートビートソングトーセンジョーダンで決まったら話は別だけどさ。

須田:ああ、トリガミ回避を優先しての「消し」ってワケですか。

井崎:それにトゥザグローリーは、気性的な難しさを抱えてる馬でもあるからな。そりゃまあ、ローズキングダムと鞍上のウィリアムズは怖いけどさ(笑)。

須田:ええ、センセイが消したというだけで、ものっすごく来そうな気がしますよ。上半期の有終の美を、せめてここで飾っていただきたいものですけどねえ……。
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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

14

相手

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

15

16

15通り 各600円

東大ホースメンクラブの見解

 今週日曜日の阪神競馬場でのメインレースは第52回宝塚記念です。古馬の有力どころがほとんど出走するので、非常に楽しみでかつ難解なレースです。

 本命にはトゥザグローリーを推します。前走の天皇賞では距離が長く、さらに道中非常にかかっていて、人気を裏切る結果となってしまいましたが、前々走の日経賞では他馬を寄せ付けないすばらしい勝ち方で、京都記念でも強豪馬を敗っています。今回適距離なので、メンバーが揃っていますが期待します。

 対抗にはルーラーシップです。ドバイ遠征帰りの前走、金鯱賞では出遅れて、さらに先行馬が2、3着に入る流れの中、あっさりと差しきり勝ちをし、実力を見せました。今年の日経新春杯で強豪馬に完勝しているので、今回も好勝負だと思います。

 三番手にはアーネストリーを推します。前走7か月の休み明けで、多少流れが向いた形にはなりましたが、3着と粘りました。今回休み明け2戦目で、調子が上がってくるでしょうし、去年3着の実績があるので、期待します。

 押さえには前走負けてなお強しのレースだったブエナビスタと復調したエイシンフラッシュです。

 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

1

1点 3000円

馬連流し

1

相手

2

3

4

8

9

10

14

7通り 各1000円

望田潤の見解

 強力な4歳勢だが、ルーラーのような大トビが宝塚を勝ったのはオペラオー以来記憶にないし、4角までに外に出して惰性で走りたい馬だからこの枠順も微妙。

 ブエナも内回りではこれまで一度も◎にしてこなかったし、ローズもエイシンも阪神内2200mより東京外2400mで力を込めて買いたい馬だ。ドリームは今度はCWで追ってきたが坂路ばかりで仕上げてきた影響か、まだ妙にマッチョな馬体に映る。

 というわけで母譲りのパワー走法の◎トゥザでいく予定だったが、追い切りを見ても夏負け不安説がどうしても拭い去れない。ナムラとアーネストリーの6歳勢も立ち回り次第で食い下がれそうだ。

 ◎は父系のアリダー体型とネヴァーベンドの立った肩と母系のフレンチな柔らかさを受け、アクションは大きいのだが差すというよりは捲る脚質で、阪神大賞典アンドロメダの圧勝からしても京都外よりは阪神内がベター。脚長で柔らかなイシノサンデーというイメージで、手の内に入れてきた和田が逃げてもイン捲りでも力は出し切ると信じたい。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

5

1点 1000円

複勝

5

1点 2000円

3連複軸1頭流し

5

相手

2

3

4

8

9

10

14

15

28通り 各100円

3連単1着流し
1着

5

相手

2

3

4

8

9

10

14

42通り 各100円

井内利彰の見解

 阪神芝2200mで行われている宝塚記念を2004年以降で最も強調しなければいけないのは調教本数。

 調教本数の少ない馬が出走したケースも少ないのですが、馬券に絡んだ18頭はすべて標準以上の調教本数。特にその半数である9頭は標準より調教本数の多いタイプでした。

 馬場が適度に荒れ、レースの流れが厳しくなり、最後の直線には坂があるというレースの性質上、調教量が最大の武器になるのでしょう。ちなみに2004年以降、最も人気薄で勝利したスイープトウショウが標準多め坂路でした。

 このスイープトウショウを含め、2008年1着のエイシンデピュティも標準多め坂路。

 併用系統の標準多めで十分に適性のある宝塚記念ですが、激走を見せる調教タイプは中間に坂路で本数多い内容を消化している標準多め坂路です。

 標準多め坂路は3頭の該当馬がいますが、フォゲッタブルを選択したのはこれまでの着順を激変させる追い切りの変化があったからです。

 近5走は凡走が続いていますが、これは最終追い切りが坂路だったことが理由だと考えています。

 様々な事情で坂路追いを選択していたと思いますが、この馬が9走前にダイヤモンドSを制した時はDPのトラック追い。

 大きなフットワークで力強く走ることがこの馬の魅力でもあるだけに、ゆったり走れるトラックで最終追いすることが力を発揮できる状況をつくっていたと思います。

 今回は1週前追い切りからCWを使用。CW追いは菊花賞2着時以来となりますが、実績ある調教コースです。

 1週前追いではトゥザグローリーに遅れてしまいましたが、ゴールを過ぎてからは追いついていましたし、今週の追い切りでは本来のダイナミックなフットワークが完全に戻っていました。

 結果的に併せ馬では先着し、追い切り時計は速くなり、ステイヤーズSを勝った時とほぼ同じ調教内容に戻りました。

 ちなみに昨年の宝塚記念は10着ですが、標準多めトラックなので適性は低く、最終追いも好走時とはパターンの違う内容だったので度外視できます。

 標準多め系統以外で高い評価をしたのはアーネストリーローズキングダム

 調教タイプさえ該当すれば、本命にすることも検討した2頭です。

 アーネストリーは前走後も追い切り時計の出し始めが早く、このまま等間隔で調教を続ければ「標準多め」に該当するところでしたが、6月19日の追い切りが時計にならなかったので一杯平均坂路となりました。

 また最終追い切りでラスト1Fが最速のラップを踏めなかった点も過去の好走時と違っているため相手としての評価にとどめました。

 ローズキングダムは前走行っていなかった併せ馬を2週連続で敢行。

 これは非常にプラス材料だと思いますが、こちらも標準多めでなかったことが相手評価にとどめた要因です。

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

7

-

8

1点 1500円

馬連

7

-

14

1点 1300円

馬連

2

-

7

1点 1200円

馬連流し

7

相手

9

10

2通り 各500円

ワイド

7

-

8

1点 1500円

ワイド

7

-

14

1点 1300円

ワイド

2

-

7

1点 1200円

ワイド流し

7

相手

9

10

2通り 各500円

山崎エリカの見解

 今年の天皇賞(春)は実質上の大波乱でした。戦前では逃げると思われていたナムラクレセントが出遅れ、色気を持った馬たちが次々と先頭を奪い合いあったことで消耗し、自分のペースを貫いた馬のワン、ツー決着となってしまったのです。

 そして今回の宝塚記念も近走横一戦の力関係に加えて、逃げ馬のキャプテントゥーレが回避したことにより、混戦ムードに拍車が掛かりました。明白な逃げ馬がいないのです。そうなれば当然、実績最上位のブエナビスタの末脚不発の可能性も考えられるでしょう。

 そこで今回◎に押したいのは、今年3月に戦列復帰してから、充実一途のハートビートソングです。同馬は叩き台の意味合いが強かった復帰初戦のダート1000万下を克服すると、昇級戦の前々走でも直線好位から抜け出して完勝。そしてダメージが懸念された前走目黒記念でも厳しい流れを正攻法のレース運びでクビ差の2着とがんばりました。もともとはデビューから2連勝後の青葉賞トゥザグローリーと接戦した素質馬ですから、勢いある今ならG1で通用しても不思議ではありません。アーネストリーあたりが逃げるペースなら展開にも恵まれるでしょう。

 ○には昨秋のG1レースでパーフェクト連対のブエナビスタ。休養明け3走目の今回で本調子を取り戻せば、再び連対が可能でしょう。

 ▲には前走の天皇賞(春)は折り合い欠いて力を出し切れませんでしたが、それまでの実績を考慮すると巻き返しの余地があるトゥザグローリー

 高橋学の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連BOX

3

4

8

13

14

10通り 各1000円

高橋学の見解

グレード制開始のS59年以降から、「消える馬」・「残る馬」を検証してみる。

1.ナムラクレセント
右芝3着内率が5割未満馬は、前走G1戦連対・G2戦1着・G3戦3馬身以上1着馬を除き[0-0-2-71]。ナムラは右芝[6-2-4-13]で3着内率.480。他に5番馬フォゲッタブル[3-1-1-11]3着内率.315も該当。

2.アーネストリー
金鯱賞がG2別定戦となったH8年以降、前走金鯱賞出走馬は[3-5-4-32]だが、前走金鯱賞で連対を外していた馬は[0-0-1-24]。また、前2走とも斤量58?以上を背負って連対ない馬は[0-0-3-33]、9番馬ローズキングダムも該当。

3.ルーラーシップ
金鯱賞がG2別定戦となったH8年以降、前走金鯱賞連対馬は[3-5-3-8]。このうち、(a)7歳以下、(b)2走前あるいは3走前に日本のOP・G3戦1馬身以上1着またはG1・G2戦3着内好走歴、(c)持ち時計1800m1分46秒5・2000m1分59秒0・2200m2分14秒0のいずれかを切っている、(d)2000-2200mの勝率.250以上、(a)-(d)の4項目すべてをクリアしていた馬は[3-2-3-0]。

4.エイシンフラッシュ
春の天皇賞連対馬は[8-9-1-15]。このうち、(a)年明け1-3戦、(b)芝連対が6回以上かつ芝連対率5割以上、(c)2000m戦連対が3回以上、(a)-(c)の3項目すべてをクリアしていた馬は[6-3-0-0]。

5.フォゲッタブル
前走G1戦以外のレース0秒6以上敗退で斤量増加馬は[0-0-0-30]。また、前3走内に非重賞戦で0秒8以上敗退ある馬は、外国産馬を除き[0-0-1-26]。

6.アサクサキングス
宝塚が国際競走となったH9年以降、前走1800m以上戦使用馬のうち、「2000m・2200m」を5回以上走って連対率が4割未満馬は、前走重賞戦1着馬を除き[0-0-0-47]で、アサクサは当該距離[1-0-1-6]で連対率.125、他に15番馬トレイルも該当。また、前3走内に3着内好走歴のない馬は[0-0-3-43]、5番馬フォゲッタブルも該当。

7.ハートビートソング
芝3勝以下の実績不足馬は、前2走内にG1天皇賞春5着内好走馬や前走G1安田記念3着内好走馬を除き[0-0-4-58]。また、前走G1戦以外で斤量56?以下敗退馬は[0-0-1-34]。

8.ブエナビスタ
前3走内にG1戦で連対したのが2回以上あった馬は[5-7-2-6]。このうち、(a)4歳以上で芝4勝以上、(b)前3走とも芝のレース使用、(c)前走着順掲示板確保の5着以内、(d)前走が4-6月戦、この(a)-(d)の4項目すべてをクリアしていた馬は[5-6-1-0]。

9.ローズキングダム
天皇賞春3着以下かつ0秒8以上敗退馬は、前3走内にG1・G2戦連対ある馬やG3戦3馬身以上1着ある馬を除き[0-0-3-29]。また、2番馬の項も参照。

10.ドリームジャーニー
7歳以上の高齢馬は[1-1-1-40]。このうち、前3走内にG1戦連対・G2戦1着歴のない7歳以上馬は[0-0-0-26]、6番馬アサクサも該当。また、3か月以上の休養馬を除き、前2走とも着外(4着以下)馬は[0-0-3-80]、5番馬フォゲッタブルも該当。さらに、前走G1戦以外で1秒以上敗退馬は[0-0-1-38]、5番馬またも該当。

11.ダノンヨーヨー
2000m以上未勝利馬(地方馬は中央成績のみ対象)は、前走G1安田記念3着内好走馬を除き[0-0-0-27]。また、3か月以上休養馬や前走重賞戦連対馬を除き、前4走内に1600m以下のレースを2回以上使用馬は[0-0-1-25]。

12.シンゲン
6か月以上休養馬は[0-0-1-7]。

13.トーセンジョーダン
前走2200m以上で連対をはたしていた右芝5勝以上馬は[6-5-0-10]で、このうち、(a)前走良・稍重戦、(b)2000m以上で2勝以上、(c)5歳以下、この(a)-(c)の3項目すべてをクリアしていた馬は[4-3-0-0]。

14.トゥザグローリー
前走10着以下の大敗馬は[0-1-2-45]と未勝利だが、このうち、(a)2走前に1800m以上のG2戦1着、(b)7歳以下、(c)阪神芝3勝以上、この(a)-(c)の3項目すべてクリアしていた馬は[0-1-1-1]で、着外1頭も着順掲示板確保の5着。

15.トレイルブレイザー
前3走内に1800-2400mのG2以下戦で4着以下があった斤量増加馬は、前走JRA重賞戦1着馬やOP戦2馬身以上1着馬を除き[0-0-0-49]。

16.ビートブラック
前4走内(年明け以降に限る)にG1戦以外の芝良馬場で10着以下大敗があった馬は、前走G1・G2戦連対馬を除き[0-0-0-39]。

 以上から抽出されたのが、3、4、8、13、14の5頭。

 ◎はブエナビスタ。去年の天皇賞秋を勝った時の調教CW6ハロン83.3-ラスト1ハロン11.8と遜色なく6ハロン81.2-ラスト1ハロン11.9と貫録の動き。ただ、2000-2200m[2-2-2-0]、勝率.333は、ルーラー.750やエイシン.600に劣り盤石とまではいかない。

 ○は上昇度一番ルーラーシップ。▲エイシンフラッシュ。☆トゥザグローリー。穴で△トーセンジョーダン。H1年5か月半ぶりのフレッシュボイス(芝7勝・2000-2200m3勝)が10番人気2着、昨年2か月半ぶりのナカヤマフェスタ(芝5勝・2000-2200m2勝)が8番人気1着と「実績<休養=低人気」を覆すパフォーマンス例あり、芝7勝・該当距離5勝のトーセンも侮れない。

 三田明太の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連複フォーメーション
1着

7

11

2着

2

7

11

14

相手

1

2

3

4

7

8

9

10

11

13

14

16

44通り 各100円
3連単1着2着流しマルチ
1着

7

2着

14

相手

1

2

3

4

8

9

10

11

13

54通り 各100円

三田明太の見解

 詳しい分析は競馬総合チャンネル宝塚記念特集のスピード指数研究をご覧頂くとして、ペースに関係なく上がりが掛かりやすいコース形態、ならびに比較的余裕のあるローテか、別路線組が有利だというポイントは重視したい。

 今回のメンバーを考えると、明確な逃げ馬は不在も、持続力勝負に持ち込みたい陣営が多く、さらに直線が短いコース形態から、仕掛けのポイントが早くなりそうな気配。純粋なスタミナ指向ではなく、速い脚を長く刻み続ける持久力勝負を想定したい。

 本命はハートビートソング。春4戦前になるが、ここが初のGI挑戦で、2走前、3走前が条件戦というローテは、このレース以前に狙いのレースがあった他馬に比べ、相対的に有利。まだ8戦というキャリアのため、現時点の指数が低いのは確かだが、春3戦の指数推移に注目したい。

 休み明け初戦が初のダート戦(阪神2000m)で、時計の掛かる砂質を前で押し切って最高指数「114」をマーク。芝に戻った2戦目(京都2000m)は、時計の掛かる重馬場で前半がスローも、差し馬が2着、3着した淀みない流れを前受けで制して「112」。そして、前走の目黒記念も、稍重ながら非常に時計の掛かる馬場を先行して2着、指数は「112」。

 前走の指数こそ水準以下ではあるが、2走前、3走前の指数はクラス水準以上で、特に春3戦で中盤が最もタイトだった3走前のダート戦で、一気に指数を跳ね上げた点は見逃せない。また、浅いキャリアの中で、メンバー2位の上がりを繰り出した3戦目の青葉賞で指数を跳ね上げており、決して斬れないタイプではない。

 初のGI挑戦になるが、残り4Fからのロングスパート適性が問われる激流で一気に指数を跳ね上げる資質を垣間見せているだけに、ここは大駆けに期待したい。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

3

-

10

1点 2000円

馬連

8

-

10

1点 2000円

馬連

9

-

10

1点 1500円

馬連

1

-

10

1点 1000円

馬連

4

-

10

1点 1000円

馬連

3

-

8

1点 1500円

馬連

3

-

9

1点 1000円

古澤秀和の見解

3番:好馬体。上位争い。
4番:天皇賞ほどのデキはないが、マズマズ。
8番:やや元気がないが、馬体はキッチリできている。
9番:仕上がりの良さ目立つ。
10番:ビッシリ仕上がる。勝ち負けできてもよい。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

丹下日出夫の見解

 「史上最強」とも称される同世代は、有馬記念を起点に春の天皇賞でワンツー・フィニッシュ。次々と重賞制覇をなし、記録も塗り替えてきたが、その4歳世代最後の切り札はルーラーシップ。肩から首差しにかけての筋肉も盛り上がり、弱点であるトモも充実。有馬記念では戸惑った、坂や緩急の大きなラップへの対処も、本格化なった今なら克服できる。鳴尾記念日経新春杯では、後の春の天皇賞馬ヒルノダムールを一蹴。ちなみに鳴尾の走破タイムは1分44秒9、記録的根拠も既に出来上がっている。まずはブエナビスタとの叩き合い。現日本の競馬シーンを代表する「チャンピオン」。相手にとって不足はない。ただ、ヴィクトリアマイルで感じたことだが、目つきが穏やかになり闘志が薄れてきたのが少し心配。ドリームジャーニーは、木曜日発表の馬体重は436キロ。ギリギリに馬体を絞り、この宝塚を、たぶん現役最後の勝負どころに定めてきた。エイシンフラッシュトゥザグローリーローズキングダムは、タフな3200mの天皇賞を走った後だけに、マイル?中距離路線を歩んできた馬たちとは、造り直しが微妙。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

3

相手

1

4

2通り 各2000円

3連単1着流し
1着

3

相手

1

4

8

9

13

14

30通り 各200円

須田鷹雄の見解

 宝塚記念は、どちらかというと堅いというか、常識の範疇に収まりやすい重賞だ。荒れた年を振り返っても、例えばスイープトウショウは11番人気での優勝だったが前走は安田記念2着。全く手がかりの無いところから飛んできたわけではない。

 大雑把に言って、宝塚記念は前走G1の3着以内か、金鯱賞優勝馬を連対候補として考えるのがよい。例外として怖いのは前走でG1でも金鯱賞でもないレースを勝っている馬だが、今回は出走取消を考慮しなかった場合のトーセンジョーダンしか候補がいない。

 今回前走G1・3着と金鯱賞優勝のいずれかに該当する馬は4頭いるが、その中から人気でも◎ルーラーシップを中心とする。これまでのレースを振り返ると、13秒台のラップが2つ以上あった国内重賞ではすべて大敗し、1つまでのレースでは好走している。宝塚記念は伝統的にスローにはなりにくいレースで、この馬に展開が向くと見る。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

1

2

4

16

12通り 各400円

3連単BOX

1

2

4

16

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

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高配当もズバリ! netkeiba関西本紙の予想

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netkeiba関西本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

3

相手

1

2

4

8

9

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

3

2着

8

相手

1

2

4

9

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

3

2着

4

相手

1

2

8

9

14

30通り 各100円

netkeiba関西本紙の見解

 ルーラーシップがGI初制覇のチャンス。前走は大きく出遅れて大外を通りながらも、直線は力強い末脚で突き抜けた。ひと皮むけた印象で、血統的にも王者の資質を備えている。昨年の2着馬ブエナビスタが強敵。前走のヴィクトリアMが2着だったが、ドバイからの帰国初戦で距離も忙しかったか。叩いた上積みが見込め、距離延長もプラス材料だ。エイシンフラッシュは今年に入って大阪杯3着、天皇賞・春2着と復調をアピール。この距離なら折り合いやすく、昨年のダービー馬が完全復活を飾っても不思議はない。ローズキングダムの前走は引っ掛かったのが敗因。決め手はヒケを取らず、距離短縮でスムーズに運べれば好戦可能。アーネストリーは長欠明けを叩いた上積みが大きい。天皇賞・春3着のナムラクレセントは、6歳を迎えて充実一途。トゥザグローリーは距離短縮で見直したい。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

3

相手

2

4

8

10

14

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

3

相手

2

4

8

10

14

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎ルーラーシップは「キングカメハメハ×トニービン」という組み合わせ。母エアグルーヴは現役時代に年度代表馬に輝いた女傑で、繁殖牝馬としてもアドマイヤグルーヴフォゲッタブルを出しておりきわめて優秀。

 産駒は総体的に晩成で、本馬も4歳を迎えてようやく本格化してきた。ハイペリオンの強い影響下にある血統だけに成長力に関しては抜群のものがある。

 宝塚記念は切れ味よりも持続力が問われるレース。長くいい脚が使えるこの馬に向いた舞台だろう。GIでは過去3戦していずれも敗れ去っているが、ここにきての成長ぶり、メンバー構成からみて、今回は違った結果が出るものと思われる。目に見えない前走の反動がなければ連は外さないだろう。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

2

8

14

2着

2

3

4

8

9

10

14

相手

2

3

4

8

9

10

14

90通り 各100円

奥田隆一郎の見解

 宝塚記念の注目コースは、直結コースの京都芝2200m。昨年は、同年の京都記念の勝ち馬ブエナビスタを推奨して宝塚記念2着となったが、それ以前も07年京都記念の勝ち馬アドマイヤムーン宝塚記念を制すなど、コース間のつながりは深い。

 今年の京都記念は、トゥザグローリーが勝利した。この馬は昨年の有馬記念を人気薄で3着となり、直結コースのGIレースを激走。その有馬記念ブエナビスタと僅差で、今回も一緒に馬券になる可能性は高い。前走は初の3000m以上のレースで折り合いを欠いたが、中距離に戻れば巻き返せる。

 人気サイドでは、昨年の宝塚記念を連対したブエナビスタを評価する。海外帰りの前走は牝馬相手に取りこぼしたが、今回の方が調整過程に余裕があるうえ、中距離で戦えるのも好都合。直結コース・中山芝2500mの有馬記念を2年連続で連対、直結+同コースの激走実績は十分ある。

 ローテーションからは、金鯱賞が有利となる。金鯱賞の勝ち馬は、3年連続で宝塚記念の馬券になった。金鯱賞は、08-09年に直結コースの中京芝2000m、昨年と今年は京都芝2000mで施行。京都芝2000mは内回りなので、どちらも小回りコースの2000mとなり、相性の良さを継続した。今年の金鯱賞は、ルーラーシップがスタートを失敗しながら馬群の外を回して完勝。その内容は圧巻といえるもので、宝塚記念も高評価となる。

 ただし穴馬には、金鯱賞3着のアーネストリーを推奨する。過去3年に金鯱賞からのローテで激走した4頭は、いずれも宝塚記念で逃げ・先行している。アーネストリーは、昨年の同レースに実績があるうえ、今年も先行する可能性が極めて高い。長期休養明けで不良馬場の前走は3着までだが、今走は前進を見込めるため大駆けを期待する。

 の予想

の見解

 いよいよ上半期の総決算・宝塚記念が行われます。
 流れに多少バラつきはありますが、内回りのG1は道中淀みなく流れるもの。その上で急坂がある阪神コースでは、当然「それなりに上がりが掛かる」底力勝負になります。

宝塚記念(G1・阪神芝内11F)
2004年:34.3-36.7-24.0-36.1=2分11秒1(タップダンスシチー)
2005年:35.2-36.5-23.7-36.1=2分11秒5稍(スイープトウショウ)
2007年:33.5-36.3-25.7-36.9=2分12秒4稍(アドマイヤムーン)
2008年:35.5-37.7-24.8-37.3=2分15秒3重(エイシンデピュティ)
2009年:34.7-37.0-24.4-35.2=2分11秒3(ドリームジャーニー)
2010年:34.8-37.5-24.2-36.5=2分13秒0稍(ナカヤマフェスタ)
※「3F-3F-2F-3F」の4ブロックで表記、( )内は勝ち馬、2006年は京都開催につき割愛。

 最近は「第2ブロック」が37秒台とやや緩む傾向がありますが、その代わり、特にここ2年は「第3ブロック」が速くなり、長くいい脚が要求される「ロングスパート勝負」になっています。この結果、「上がり3F」だけの瞬発力タイプでは乗り切れないレースということになります。

 このため当然前年の上位馬は有力で、2着ブエナビスタ・3着アーネストリー・4着ドリームジャーニーは要マーク。同様の舞台設定の古馬G1はあまりなく、他では中山12.5Fの有馬記念ぐらいですが…しかし昨年有馬記念は、以下の通り、過去に例がないほどの超スローでした。

有馬記念(G1・中山芝12.5F)
2005年:42.2-38.1-36.1-35.5=2分31秒9(ハーツクライ)
2006年:41.3-37.5-37.7-35.4=2分31秒9(ディープインパクト)
2007年:41.4-39.0-36.8-36.4=2分33秒6稍(マツリダゴッホ)
2008年:41.2-38.1-35.8-36.4=2分31秒5(ダイワスカーレット)
2009年:40.3-36.8-36.9-36.0=2分30秒0(ドリームジャーニー)
2010年:42.6-39.6-35.8-34.6=2分32秒6(ヴィクトワールピサ)
※「3.5F-3F-3F-3F」の4ブロックで表記、( )内は勝ち馬。

 昨年有馬記念は、後半はちゃんとロングスパート勝負になったとはいえ、前半「第1-2ブロック」があまりに緩かったので、真にG1レベルの底力が試されたかどうかはちょっと微妙なレース。

 2着ブエナビスタ・3着トゥザグローリー・5着トーセンジョーダン・6着ルーラーシップ・7着エイシンフラッシュ(+出走取消ローズキングダム)が出走していますが、この序列は絶対的なものではないでしょう。

 特にこの時点では3歳だった現4歳世代のその後の成長は、今年の重賞戦線の結果からも明らかで、昨年宝塚記念からはもちろん、有馬記念からの勢力図の変化を予想に反映する必要があります。

 昨秋以降、中盤速い脚を使って価値が高いレースをしたのは、「淀みないラップで速い時計が出たアルゼンチン共和国杯を完勝したトーセンジョーダン」「阪神内回りで行われた大阪杯で、中盤極めて速いラップを差して3着のエイシンフラッシュ」と「レース自体はややスローだったが、自身は出遅れて中盤-上がりで抜けた持続力を見せ、金鯱賞を完勝のルーラーシップ」ということになるでしょう。

 意外なところでは、阪神12Fの日経賞より、同じ舞台の大阪ハンブルクCの方が厳しい流れだったので「これを好位から差し切ったビートブラック」も一定の評価が可能です。

●注目馬=ブエナビスタアーネストリードリームジャーニー(昨年同レース上位馬)、トーセンジョーダンエイシンフラッシュルーラーシップビートブラック(昨秋以降に、中盤速く時計優秀なレースで好走した馬)

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