11R

天皇賞(春)

15:40発走 / 芝3200m (右 外 C) / 天候:晴 / 馬場:良
3回 京都 4日目 サラ系4歳以上 オープン       (国際)(指) 定量 18頭
本賞金:13200,5300,3300,2000,1320万円
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 井崎脩五郎の予想

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予想印
1トーセンラー(3人気)
3デスペラード(5人気)
6フェノーメノ(2人気)
8ゴールドシップ(1人気)
13レッドカドー(6人気)
15カポーティスター(9人気)

井崎脩五郎の見解


☆1番トーセンラー
☆3番デスペラード
☆6番フェノーメノ
☆8番ゴールドシップ
☆13番レッドカドー
☆15番カポーティスター

・前走が4番人気以下かつ3着以下だった6歳以上馬
※京都過去10年[0-0-0-41]
●2012年該当馬→ジャガーメイル(4着)、ゴールデンハインド(7着)、トウカイトリック(8着)、ナムラクレセント(9着)、ケイアイドウソジン(16着)、モンテクリスエス(17着)
○2013年該当馬→マイネルキッツメイショウカンパクトウカイトリックフォゲッタブルコパノジングートウカイパラダイス

・騎手が乗り替わりとなる前走1着馬
※京都過去10年[0-0-0-9]
●2012年該当馬→ギュスターヴクライ(5着)
○2013年該当馬→サトノシュレンアドマイヤラクティレッドデイヴィス

・前走、日経賞で3着以下だった馬
※京都過去10年[0-1-0-25]
●2012年該当馬→フェイトフルウォー(13着)、コスモロビン(14着)、ケイアイドウソジン(16着)
○2013年該当馬→マイネルキッツメイショウカンパクムスカテール

・前走3着以内馬をのぞく、フルゲートで7枠ー8枠に入った馬
※京都過去10年[0-1-0-16]
●2012年該当馬→ヒルノダムール(11着)、フェイトフルウォー(13着)、ローズキングダム(15着)
○2013年該当馬→コパノジングートウカイパラダイス

・連闘ー中2週のローテで出走する、前走4着以下馬
※京都過去10年[0-0-1-14]
●2012年該当馬→ゴールデンハインド(7着)、モンテクリスエス(17着)
○2013年該当馬→ユニバーサルバンク

・8歳以上馬
※京都過去10年[0-0-0-19]
●2012年該当馬→ジャガーメイル(4着)、トウカイトリック(8着)
○2013年該当馬→ジャガーメイルマイネルキッツトウカイトリックコパノジングー

2012年残った馬→ビートブラックトーセンジョーダンウインバリアシオンユニバーサルバンクトウカイパラダイスオルフェーヴルクレスコグランド

【2012年結果】
1着:ビートブラック(○)
2着:トーセンジョーダン(○)
3着:ウインバリアシオン(○)

2013年残った馬→トーセンラーデスペラードフェノーメノゴールドシップ、レッドカドー、カポーティスター

2013年上半期[星取り表]:●◎●○○●◎●●◎●●●●△●

須田:ブンブン振り回したフローラSでしたが、見せ場すらない完全なハズレ。懸念したとおり「最終レースで取り返そうとするオヤジ」と一緒の結果になりましたなあ……。

井崎:しかも、1番人気と2番人気で決まったというのがねえ。正解とは真逆の方向に行こうとしてたワケで、この調子だと永久に当たらないんじゃないか(笑)。

須田:さすがにそれは困りますが、『予想が当たりまくる井崎脩五郎』も、読者は戸惑いを隠せないと思いますよ(笑)。まあ、何とか踏ん張っていただきましょう。

井崎:で、今週は天皇賞(春)がお題レースなんだけど、コレも近年になって荒れまくってるレースだからなあ……今年がどういう結果になるか、読みづらいよ。

須田:いやでも、ゴールドシップ級の馬が順調に出走してくるとなると、そうは荒れないんじゃないですかね?去年のオルフェーヴルは、前哨戦でコケていたワケですから。

井崎:それはそうなんだけど、だからといってゴールドシップフェノーメノの2頭でキッチリ決まるかといえば、そんな気もしないんだよね。うーん、悩ましい!

須田:さすがにここまで荒れているとなると、消去ネタも作りにくいです?

井崎:いや、例えば「前走4着以下馬が全体的にダメ」とか「高齢馬が弱い」といった、来ないパターンが、しっかり出てるレースではあるんだよ。問題は、そこから先。

須田:ある程度は絞り込めるけど、そのうちどの馬が来るかが読みづらいと?

井崎:そういうこと。「来てもおかしくない馬」のなかで、いちばん人気のないヤツが来たりするんだよ。それこそ、去年のビートブラックみたいにさ。

須田:ま、人気馬がアテにならないのはどう見ても明白ですもんね(笑)。とはいえ、今年の「残った馬」はみんな、それなりに人気っぽいじゃないですか。

井崎:いやいや、もしデスペラードとレッドカドー、カポーティスターの3頭で決まったら、腰が抜けるような配当になるじゃないか。さすがにないと思うけどさ(笑)。

須田:それだったら、素直にゴールドシップ軸で狙ったほうがいいんじゃないですか? このラインナップだと、トリガミの危険性がないワケじゃありませんし。

井崎:それが現実的な判断だとは思うんだが、もしヌケたら悔しいからね。的中、そして白星が何より欲しい状況というのもあるし、軸は取らずに勝負で!

須田:……うーん、ゴールドシップ軸なら白星だったのに、とか言ってそうな予感がしますけどねえ。
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予想印
8ゴールドシップ(1人気)
3デスペラード(5人気)
6フェノーメノ(2人気)
18ムスカテール(7人気)
15カポーティスター(9人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流し
1着

8

相手

3

6

15

18

4通り 各1000円

3連単フォーメーション
1着

8

2着

3

6

相手

3

6

15

18

6通り 各1000円

東大ホースメンクラブの見解

 本命はゴールドシップ。文句なしの本命馬です。前走も堂々とした競馬で全く危なげがありませんでした。58kgを背負うのは初めてですが、問題なくこなしてくれるでしょう。

 対抗はデスペラード。オープン入りを果たしてからはステイヤーとしての才能を開花させ、前走はゴールドシップの2着に入りました。最後も脚は止まっておらず、得意距離での活躍に期待です。

 3番手評価はフェノメーノ。1番人気に推された前走では、最後に余裕を残しながらきっちりと勝ちきりました。いつもより少し長い3000メートルにうまく対応できるかがかぎとなりそうです。

 4番手評価はカポティスター。前々走は大きく負けてしまいましたが、前走では重賞で2着と
どんどん実力をつけています。上位に食い込むことは十分考えられます。

 5番手評価はムスカテール。実績的にはGIで上位を取るのは厳しそうですが、今の調子を見る無印は怖いです。

 東大ホースメンクラブ おにぎり

 望田潤の予想

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予想印
8ゴールドシップ(1人気)
18ムスカテール(7人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

8

-

18

1点 5000円

ワイド

8

-

18

1点 5000円

望田潤の見解

 ○ムスカテールの母母ジェドゥーザムールウイングドラヴ(愛ダービー)、ダイワカーリアンアドマイヤビッグなどを産んだ名繁殖で、トップヴィル×レリアンス×ボッティチェリと仏英独米のアウトサイダー血脈の塊のような血脈構成。

 マヤノトップガンはナスルーラ≒ロイヤルチャージャー5・5×4、フラワーボウル≒マイホスト4×4などクロスがうるさいので、こういうアウトサイダーな血を引くアウトブリードな牝馬との配合が合う。

 父の最高傑作になってもおかしくない好配合で、古馬になってジワジワ成長しつづけるのもこの血統のお約束だ。

 右回りはモタれるが、陣営は日経新春杯のようなイン差しを示唆しているし、この大外でもどこかでインに潜り込めれば面白い。

 ゴールドシップに◎を打つ以上馬券は絞って買わざるを得ないし、この◎○だけ買って観戦したい。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

7

-

8

1点 4000円

馬連

8

-

9

1点 400円

3連複軸2頭流し
軸1

9

軸2

8

相手

1

3

4

7

12

15

17

18

8通り 各100円

3連単フォーメーション
1着

8

2着

7

相手

1

3

4

9

12

15

17

18

8通り 各400円
3連単フォーメーション
1着

8

2着

9

相手

1

3

4

7

12

15

17

18

8通り 各100円
3連単フォーメーション
1着

7

2着

8

相手

1

3

4

9

12

15

17

18

8通り 各100円

井内利彰の見解

 天皇賞春に最も必要な調教内容。それが「併用」。過去9年の勝ち馬のうち、5頭が併用調教馬でした。また、単純に併用しているというよりも、調教本数が多いということが重要。調教タイプを9つに区分した中で「調教本数が多い併用」が最多勝の3勝を挙げています。また「調教本数が多い坂路」も2勝を挙げており、本数が多い坂路もしくは併用の調教が天皇賞春には最適な調教タイプとなります。

 ◎ゴールドシップは2週前追い切りをCW、1週前追い切りを坂路、そして最終追い切りを栗芝という、実にレパートリーにとんだ追い切りを行っています。いずれも併せ馬を行って、すべて先着。最終追い切りも軽めに済ませるかと思いきや、速い時計でゴール前は目一杯に追う内容。絶対的な人気を受けるからこそ「攻め」の追い切り内容に、ただ、スゴイの一言しか出ませんでした。

 中間の調教内容も含め、今回の調教チャート(競馬予想TV!で使用)は各部門マックス。調教内容としては、これ以上強くできない、と言える仕上がりです。だからといって、テンションが上がってしまうほど、軟な馬ではないのがゴールドシップ。26日にその姿を確認した時は本命を打たなければ、申し訳ない、そう思えるくらいの迫力でした。

 ただし、調教タイプから、ひょっとしたら逆転も、と言えるのが○アドマイヤラクティ。実は併用系統の3勝はすべて標準多め併用。

 2004年イングランディーレ(10番人気)
 2007年メイショウサムソン(2番人気)
 2009年マイネルキッツ(12番人気)

 二桁人気が2頭、1番人気ではないメイショウサムソンということで、能力(≒人気)以上を出すのであれば、標準多め併用しかありません。それがアドマイヤラクティ。1週前追い切り、最終追い切りと完璧な内容。正直、これだけの人気馬を本命にしておきながら、対抗の1着固定の3連単を買い目に挙げることは気が引けましたが、調教タイプから、冷静に見て、可能性がある買い目だと思っています。

 ☆ユニバーサルバンクは27日に坂路で時計を出したことで、標準多めトラック主体になりました。前日まではスパルタトラックだったので、印も打っていませんでしたが、追い切りの動きは非常に良く、気になっていた馬。しかも「一杯平均系統」は昨年のビートブラックを筆頭に、人気薄の激走がある調教タイプ。最終的には、その系統の調教タイプではなくなってしまいましたが、やっぱり激走気配があるということでしょう。

 基本的にトラック調教馬は評価していませんが、厩舎の勝負調教に該当している、△デスペラード、△ジャガーメイルなどは印を打ちました。

1.トーセンラー
今回:標準併用
前回:標準トラック主体

2.サトノシュレン
今回:標準坂路
前回:標準坂路

3.デスペラード
今回:標準トラック
前回:標準トラック

4.ジャガーメイル
今回:標準トラック
前回:標準トラック

5.マイネルキッツ
今回:標準トラック
前回:標準トラック

6.フェノーメノ
今回:標準多めトラック
前回:標準トラック

7.アドマイヤラクティ
今回:標準多め併用
前回:標準多め併用

8.ゴールドシップ
今回:標準多め坂路主体
前回:標準坂路主体

9.ユニバーサルバンク
今回:標準多めトラック主体
前回:軽目トラック

10.メイショウカンパク
今回:標準併用
前回:標準併用

11.トウカイトリック
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

12.フォゲッタブル
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路主体

13.レッドカドー
今回:軽目トラック
前回:海外

14.コパノジングー
今回:標準坂路
前回:標準坂路

15.カポーティスター
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

16.トウカイパラダイス
今回:標準坂路
前回:標準多め坂路

17.レッドデイヴィス
今回:乗込坂路
前回:馬ナリ平均坂路

18.ムスカテール
今回:標準多め坂路
前回:標準併用

 山崎エリカの予想

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予想印
8ゴールドシップ(1人気)
3デスペラード(5人気)
12フォゲッタブル(10人気)
1トーセンラー(3人気)
16トウカイパラダイス(14人気)
18ムスカテール(7人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

3

-

8

1点 5000円

馬連

8

-

12

1点 1000円

馬連

8

-

18

1点 1500円

馬連

1

-

8

1点 2000円

馬連

8

-

16

1点 500円

山崎エリカの見解

 昨秋から菊花賞有馬記念を含めて4連勝中のゴールドシップが前売り単勝オッズ1.0倍台の圧倒的1番人気に支持されました。一冠目の皐月賞ではインを突いてポジションを押し上げる伏兵的な騎乗での勝利でしたが、古馬相手の初レースとなった有馬記念は、大外からポジションを押し上げていき、直線早め先頭から後続を抑えきる、いわば王者の乗り方での完勝。この対照的な乗り方から成長力が窺え、1番人気は順当のように感じます。

 ゴールドシップの前走、阪神大賞典では古馬G1では連対実績のない馬を相手に大きく突き放して勝利することができず、やや物足りないレース内容でしたが、本番の今回に向けて余力を残したと考えれば高い評価ができます。よって、ゴールドシップを◎に推します。

 ○は昨秋から芝に路線変更したのが成功して、以降は1着、3着、1着、2着のデスぺラード。1800mの八坂Sから3600mのステイヤーズSでいきなり3着と好走したように、長距離適性はかなり高いものがあります。後方から捲くるゴールドシップが出走するレースでは、同時に追い込み馬を上位に連れて来るので、デスぺラードは展開にも恵まれる可能性が高いでしょう。

 ▲は前走の阪神大賞典で復調気配を見せたフォゲッタブル。2009年の菊花賞で2着の実績や、ステイヤーズSダイヤモンドS勝ちの実績があるように、長距離適性は言うまでもありません。

 2番人気のフェノーメノは休養明けの日経賞で好走した反動が考えられること、3歳時に菊花賞ではなく天皇賞(秋)を選択したように本質的にはステイヤーではないことから狙い下げ、以下は長距離適性のあるムスカテールトーセンラートウカイパラダイスを馬券に加えます。

 高橋学の予想

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予想印
8ゴールドシップ(1人気)
6フェノーメノ(2人気)
3デスペラード(5人気)
15カポーティスター(9人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

6

-

8

1点 5000円

馬連

3

-

6

1点 1000円

馬連

6

-

15

1点 1000円

馬連BOX

3

8

15

3通り 各1000円

高橋学の見解

 過去30年間から、■消える馬をチェック!なお、グレード制開始以前の重賞は、それぞれGI級・GII級・GIII級相応を対象、H6年は代替阪神、「着外」は4着以下。

アドマイヤラクティ…2カ月以上休養馬のうち、前4走とも日本のレースを使用し、その中にGI戦3着内の好走がない馬で、斤量が前走比増加は[0-0-1-18]。この中には、H16年5人気3着シルクフェイマス(前走GII京都記念1着)など前走GII戦1着馬が5頭もいたが連対には至らず。

コパノジングー…キャリア30戦以上あり前走芝の良・稍で6着以下[0-0-0-33]

サトノシュレン…前走非重賞戦使用馬のうち、前3走内に10着以下かつ1秒以上の惨敗があった馬は[0-0-0-33]

ジャガーメイル…連対率が5割未満の7歳以上高齢馬のうち、前走芝の良・稍重で敗退は[0-0-0-43]。この中には、H22年エアシェイディ(前走GII日経賞2着)など前走GII戦2・3着馬が5頭いたが馬券には至らず。

トウカイトリック…前走体重10キロ以上増減あり5着以下は[0-0-0-15]

トウカイパラダイス…前走GII大阪杯で着外かつ0秒4以上敗退は、前4走内に芝のGI戦連対orGII戦1着がある馬を除き[0-0-0-20]

トーセンラー…10戦以上3勝以下(マル地馬は中央成績のみ)かつ連対率4割未満馬のうち、前2走内に3000m以上の重賞戦連対歴がなく、斤量前走比増加は[0-0-1-31]。H3年ホワイトストーン(13戦3勝、連対率・385、前2走GI有馬3着→GII大阪杯1着)が斤量1キロ増で3人気支持も6着だった。トーセンラーの連対率は・375。

フォゲッタブル…右芝3勝以下かつ右芝着外が10回以上もある馬のうち、前走右芝のレース斤量58キロ以下で連対を外していた馬は[0-0-0-23]

マイネルキッツ…前4走内に芝のGI戦またはGII戦で1着がなく、日本の芝2000?3200m、良・稍重で0秒8以上敗退が2回以上ある馬は[0-0-1-96]

ムスカテール…右芝を10回以上走って連対が3回以下は[0-0-2-24]。この中には、H2年オースミシャダイが右芝GII戦連勝中も4人気6着、H6年マチカネタンホイザが前走GII日経賞0秒1差3着も5人気5着など、前走右芝GII戦2・3着馬が6頭もいたが連対に至らず。

メイショウカンパク…前3走とも3200m以下の芝、斤量58キロ以下で0秒4以上敗退は[0-0-1-60]

ユニバーサルバンク…2走前に重賞戦連対歴がなく、前走非重賞戦で連対を外していた馬は[0-0-1-40]

■レッドカドー…前2走内に2500m以上の長距離戦1着がない7歳以上馬のうち、斤量が前走比増加は[0-0-0-38]

レッドデイヴィス…前2走とも非重賞戦使用馬は、OP戦連勝中の好調馬や前走OP戦4馬身以上の圧勝馬を除き[0-0-0-48]

□『京都2勝以上』に注目。

 過去20年、前3走ともOP以上戦を使用し、前走重賞戦で連対をはたしていた馬のうち、京都芝(H6年は阪神芝)で2勝以上馬は[4-6-5-16]

 このうち、
(1)年齢…6歳以下であること
(2)敗退…前2走内に6着以下or1秒以上敗退がないこと
(3)右芝…右芝の連対率が5割以上あること
(4)ローテ…前年11月以降(6カ月以内)のレース消化数が4戦以内であること
(5)京都…京都芝(H6年は阪神芝)の連対率が6割以上あること

 以上の5項目すべてをクリアしていた馬は[4-6-4-0]

 今回この消去法プラスデータに当てはまるのはデスペラード。ただし、この馬券にからんだ14頭はすべて前3走内に重賞戦、斤量57キロ以上で連対があった馬だけに、デスペラードの課題は重賞戦での斤量克服になるが、浜中に手替わりし、ひと波乱乗ってみる手あり。

 三田明太の予想

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予想印
18ムスカテール(7人気)
7アドマイヤラクティ(4人気)
4ジャガーメイル(8人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝

18

1点 5500円

ワイド

7

-

18

1点 2000円

ワイド

4

-

18

1点 1500円

ワイド

4

-

7

1点 1000円

三田明太の見解

 開幕週の先週は昨年ほど極端な高速馬場ではなかったが、今週は週末の天候が良いだけに、先週以上の高速馬場は想定しておきたい。

 指数的には有馬記念で「123」をマークしているゴールドシップ天皇賞・秋で「120」をマークしているフェノーメノの2強構図だが、後者は指数の上げ幅を見る限り、本質は中距離指向が垣間見える。馬券圏内3席のうち、1席をゴールドシップに譲っても、残り2席で馬券妙味を見つけたい。

 本命は大外枠の不利承知でもムスカテール。近3走で110台の指数をマークしている好調タイプで、過去の指数動向を見る限り、ラスト4F前後のロングスパート適性が高く、ゴールドシップの捲る脚質を考えると、自身の適性とフィットする可能性は高い。3歳秋時点で京都外回りで「110」をマークしているように、指数的な潜在能力を感じるだけに、初のGIで大幅な指数上昇が期待できる。

 馬券的にはアドマイヤラクティジャガーメイルを絡めたい。前者は現時点の最高指数が「112」なのだが、これまでが内回りコースを多用するローテだっただけに、外回りの持久力勝負ならさらに化ける可能性を秘める。後者は9歳馬であるが、昨年の天皇賞・秋で「119」をマークしているように指数的な衰えはない。適性抜群の京都で再度の好走があっても驚かない。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
ワイド

4

-

8

1点 5000円

ワイド

5

-

8

1点 5000円

古澤秀和の見解

4番:去年より数段上のデキ。勝った時より良いかも。
5番:張り良くデキの良さ目立つ。
6番:柔軟な筋肉がしっかりついた。落ち着きもある。
8番:素晴らしいの一言。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

丹下日出夫の見解

【不沈艦】不沈艦ゴールドシップが、盾制覇に漕ぎ出す。長距離界における同馬の実力は、京都の3000m・菊花賞の3分2秒9という走破タイムに集約。前半1000mが1分0秒9-1000-2000m間は1分1秒2-2000-3000mが1分0秒8という、精密なラップを踏み、終わってみればレコードに0秒2差で完勝。強く雄々しいステイヤーの誕生を、皆の瞳に焼き付けた。ちなみに前年の菊花賞、あのオルフェーヴルの起点も菊花賞・3分2秒8にあり。オルフェと同様ゴールドも、続く有馬記念を、チカラでもぎ取る外一気。古馬勢を含めた頂点へと上り詰めたが、しかしオルフェは明けて4歳。前哨戦の阪神大賞典で、まさかの逸走(2着)。本番の天皇賞は11着と惨敗。ステイゴールド産駒の気難しさを露呈してしまったが、本年の阪神大賞典ゴールドシップは、動かしどころや反応を確認しながら、内田が気をそらすことなく鞭で叱咤。3200m仕様に、須貝厩舎の調教は丹念でハード。盤石の布陣で4つめのGI制覇、いざ出帆。当面の敵は、同じステイゴールド産駒フェノーメノ。JCは天皇賞2着激闘の反動で5着に終わったが、しかし日経賞は、ひと息入れたことでストレスが抜け、傷んだ芝との境目を慎重に選びながら、馬任せに外目に持ち出し、11秒6-11秒7-11秒7(3Fは35秒0)というレースの上がりに対し、自身のソレは34秒3。中山の2500mは、時計はあってないようなもの。有馬記念とはペースや上がりラップも異なるけれど、2分32秒0という走破タイムは、昨年の有馬記念と0秒1差。来たる天皇賞(春)での、ゴールドシップとの力比較と立ち位置は確認できた。コースロスなく進める6番枠と、自在の立ち回りを生かし、淀の下り坂を一気のスパート。鞍上の蛯名も、逆転に虎視眈々。3400mのダイヤモンドSを楽勝した、アドマイヤラクティのステイヤーとしての充実度も目を見張る。二週にわたって破格の伸び脚を見せたCWの調教にも、唸るようなデキが見て取れる。トーセンラーは、最内の1番枠。直線勝負で武豊の腹は決まった。中盤のペースが緩むスローの瞬発力勝負になれば、京都記念・34秒1の末脚が意味を持ってくる。阪神大賞典2着のデスペラードも着実に地力強化。レッドカドーはドバイワールドC2着。JC8着時と同じ馬と考えてはいけない。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

2

-

8

1点 1000円

馬連

8

-

18

1点 900円

馬連

8

-

15

1点 900円

3連単フォーメーション
1着

8

2着

1

2

3

5

6

12

13

15

18

相手

2

15

18

24通り 各300円

須田鷹雄の見解

 近年、1番人気の弱さが目立っている天皇賞春。しかしそれは、「ちゃんとした1番人気馬」がいなかったことによるものだ。昨年のオルフェーヴルは力量こそ申し分なかったものの、前走の阪神大賞典で逸走劇を見せていたわけで、その面での弱点はあった。

 今年の◎ゴールドシップ皐月賞菊花賞有馬記念を勝っている文句のない一流馬。しかも菊花賞のように自分で動いてレースを作ることもできる。しかも今回はG1実績のあるライバルが少ない状況。ここはアタマ鉄板と見る。

 ただ、ヒモはひねりようがある。多頭数で1番人気馬が勝つ天皇賞春は、2,3着のいずれか、もしくは両方に7番人気以下が来ている(グレード制導入後の該当レースすべて)。

 そこで思い切ったヒモ穴として内枠先行馬の○サトノシュレンを取り、もう少し常識的な穴馬としてムスカテールカポーティスターを取る。◎1着・シルシ2-4番手が3着の3連単に、◎から2-4番手への馬連で。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
8ゴールドシップ(1人気)
3デスペラード(5人気)
12フォゲッタブル(10人気)
4ジャガーメイル(8人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

3

4

8

12

12通り 各400円

3連単BOX

3

4

8

12

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

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高配当もズバリ! netkeiba関西本紙の予想

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netkeiba関西本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

1

3

4

6

7

13

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

6

相手

1

3

4

7

13

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

7

相手

1

3

4

6

13

30通り 各100円

netkeiba関西本紙の見解

【相手探し】ゴールドシップが主役を務める。昨年は皐月賞菊花賞有馬記念とGI3勝をマーク。始動戦の阪神大賞典を制して重賞4連勝中と、まさに充実一途だ。中間も順調でVは目前だ。相手筆頭はフェノーメノ。GIタイトルこそないが、昨年の日本ダービー天皇賞・秋で2着と実力は折り紙つき。折り合い面から、この距離も問題ないだろう。アドマイヤラクティダイヤモンドSで重賞初制覇。地力強化がめざましく、初GIでも要注意。ジャガーメイルは3年前の勝ち馬。昨年も3着馬にクビ差の4着と善戦しており、近走のレースぶりをみても衰えはない。デスペラードトーセンラー、レッドカドーを押さえる。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

3

4

6

7

15

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

8

相手

3

4

6

7

15

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎ゴールドシップは「ステイゴールド×メジロマックイーン」。これはオルフェーヴル(三冠、有馬記念宝塚記念)、ドリームジャーニー有馬記念宝塚記念、朝日杯フューチュリティS)と同じ組み合わせのニックス。母の父メジロマックイーンを彷彿させる無尽蔵のスタミナを誇り、菊花賞(G1)、有馬記念(G1)と長距離G1を連勝している。飛び出していく馬がいなければ、前半は速くもなく遅くもない平均的な流れ。そして、通常ならゆったりと流れる2周目の向正面あたりで、後方に待機するゴールドシップを意識しつつ早めに動く馬が出てくる、といった展開になるだろう。そうなるとペースがゆるまないので、本格的なスタミナを要する競馬になると思われる。昨年の菊花賞に近い流れだ。最強のスタミナを誇るゴールドシップにとってこの展開は有利。内田騎手がスパートのタイミングを誤らないかぎり、菊花賞と同じように前をとらえるだろう。

 奥田隆一郎の予想

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予想印
1トーセンラー(3人気)
8ゴールドシップ(1人気)
13レッドカドー(6人気)
6フェノーメノ(2人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

1

-

8

1点 4000円

馬連

1

-

13

1点 2000円

馬連

8

-

13

1点 2000円

馬連

1

-

6

1点 1000円

馬連

6

-

13

1点 1000円

奥田隆一郎の見解

本命馬の見解:◎トーセンラーは、直結コースの京都芝2200mで施行された京都記念を快勝した。同年の京都記念3着以内馬は天皇賞春を激走することが多く、3年前に京都記念2着馬が天皇賞春1着となり、一昨年は京都記念3着馬が天皇賞春を勝利した。その他、トーセンラーは、直結コース京都芝3000mの菊花賞(G1)を3着好走しており、長距離に対応できる。その年の菊花賞1着馬はオルフェーヴル、2着馬はウインバリアシオン(昨年の天皇賞春3着)だったことから、菊花賞3着は上々の内容といえる。

穴馬の見解:▲レッドカドーは、前々走の香港ヴァーズを勝ち、前走のドバイワールドカップを連対して、近走の上昇ぶりはあなどれない。特に香港ヴァーズは、日本馬のジャガーメイルを相手の重賞制覇となった。ジャガーメイルが2010年天皇賞春の勝ち馬ということから、ジャガーメイルが走ったレースで同じように激走して、しかも勝利したレッドカドーに天皇賞春は合う可能性が高い。

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