【世代の旗手】
レッドアリオンが本調子。兄はデイリー杯・
スワンS勝ちの
リディルに、デイリー杯他・重賞5勝の
クラレント。その血統のイメージ通り、3歳1月の
アーリントンCが0秒3差の3着、
NZTが2着、
NHKマイルCは0秒3差の4着と、重賞路線で勝ち負けを演じてきた、4歳世代を代表するトップマイラー。スタート難に泣き、3勝目到達に時間を要しているものの、マイル戦で大敗したのは休み明けの
ポートアイランドSのみ。
ポートアイランドSを除けば、常に0秒4差以内に食い込んでいる。前走のリゲルSは、自らレースを主導する切る形でハナ差の2着に好走。再度ハナを切れるかどうか。多少疑問の余地もあるが、ある程度押して出して行っても競馬ができることは確認できた。
二の筆頭は
レオアクティブ。
京成杯AH・1分30秒7のレコード勝ちから1年4ヵ月。
関屋記念3着以降、思うような結果を挙げていないし、パドックで見ると、何かしら馬が大人しくなってしまったような。ギトギト感が失せた印象も受けるが、OP特別のマイルなら相手関係は楽だ。ちなみに前走は、4コーナーで内から圧迫され、外に押圧される不利が痛かった。
キングレオポルドは、オーロCが0秒3差。前回のラピスラズリSは0秒1差の2着。ひと頃のスランプを脱出し好調。
カオスモスは、同じ世代の
レッドアリオンと、ほぼ同等の力量をもつ好素材。ただ、調教メニューは順調に消化できているものの、1年使い休み明けだけに、今回は惑星で様子見。
ティーハーフは、前走直線入り口で「おっ」と思わせる見どころ。一年前の
朝日杯FSは、最速の上がりで5着だった。
ゴットフリートは、その
朝日杯FS3着馬。
京成杯AHは3着。ホームの関東のマイル戦なら巻き返しは当然。