【伏兵注意】キングオブコージは距離延長から急上昇し3連勝。力量アップ顕著で中間も推進力十分の動きを見せ重賞Vに期待。ステイフーリッシュはひと息入れ調整も気配良好。地力上位でトップハンデでも。ボスジラも軽快な動き見せ東京替わりと重賞2走目で改めて。ニシノデイジーは復調気配うかがえ上位十分。ミライヘノツバサも巻き返しの態勢で、タイセイトレイルやオセアグレイトなども侮れない。

【別馬のようだ】キングオブコージの跳躍力に注目した。父はロードカナロア、初勝利はマイル。1600mをベースに番組を消化してきたが、最速の上りを使う時もあるが、どうもこの距離は忙しい。母の父はガリレオ、母の姉、従妹に欧州の重賞馬が2頭いる。ならばと三走前、中山2000mを試したところ、2番手からスイスイ。2500mの潮来特別も最速の上りで完勝。湾岸Sは道中好位のポケットで、伸縮力をたもちつつリズムよく追走。ラスト4F・11秒7-11秒5-11秒3-11秒5(3Fは34秒3)というレースの上りを、33秒7でねじ伏せた。東京に良績はないが、半年前とは馬が違う。ハンデは54キロ、今の東京の馬場は戦法にもドンピシャ適合。先行抜け出し濃厚とみた。

　強敵はオセアグレイト。メトロポリタンSは絵にかいたようなスロー、2番枠がアダ。内に押し込められ外に持ち出す機会が遅れてしまった。レース上りは11秒0-11秒0-11秒6、歯噛みしてもこれでは前は捕まえられない。ただ、ダイヤモンドS3着も含め、オープンの流れはしっかりと体感。55キロ、ルメールなら勝ち負けを期待して当然。

　まとめて負かせばニシノデイジー。跳びは大きく、タイトなコーナーの中山や中京はギアが噛み合わない。状態はいいのに消化不良の成績が続いているが、ダービー5着。坂下から発進する東京2500mのハンデ戦は、おそらく条件最適。田辺Jも騎乗機会3回目、そこも加点として主張したい。

　次いでボスジラ。阪神大賞典はGIII、道中キセキの動きにつられスタミナを消耗。しかし、稽古の動きはこれまで一番ともいえる動き。2500m、東京の直線なら、あきらめることなく最後まで伸び切る。

　メトロポリタンSは逃げて上手くいったが、差してきてもウラヌスチャームは同じくらいの競馬ができる。タイセイトレイルはアルゼンチン共和国杯2着馬。連穴は53キロのゴールドギア。

　目黒記念は前走条件組でも通用しやすいレースだが、前売りの▲キングオブコージは売れすぎの印象で、東京替わりのリスクも考えると軸にはしづらい。ここは長打を狙って◎バラックパリンカから入る。枠はもう少し内が欲しかったが、キレない馬でもある程度キレる面がある馬場の助けを借りてなんとか馬券圏内へ。

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【伏兵注意】混戦の顔ぶれなら、差し脚を長く使える16オセアグレイトを中心視。1タイセイトレイルは近走ひと息でも条件的にチャンスがありそう。2ノーブルマーズはしぶとく差を詰めるタイプで休み明けでも要マーク。上昇の勢いがある5キングオブコージも押さえたい。昨年2着の4アイスバブルが連下の穴。11ステイフーリッシュはトップハンデだが条件的に押さえる必要があるだろう。

※5/24時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　東京芝2500mで行われるレースです。このコースは直線の急坂からスタートするためにペースが上がりにくいのである程度の位置からの決め手を持っている子を軸にしたい。本命視しているのは、ボスジラです。前走は初めての重賞に加えて少し距離も長い印象でした。それでも0.6秒差で差のない競馬ができた点は評価していいですし、距離短縮なら楽しみです。

※5/24時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　タイセイトレイルが初重賞を手にする。昨年のアルゼンチン共和国杯で2着。その後もジャパンC(15着)を除けば、重賞で崩れていない。前走3着に上昇の予感。ここで決めるか。アフリカンゴールドも昨年のアルゼンチン共和国杯3着。東京向きの切れる脚がある。前走を叩いてここが狙い。ノーブルマーズは18年のこのレースで2着。近走は目立っていないが力は衰えていない。ボスジラは阪神大賞典では伸びを欠いたが、この相手なら。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　ダービーデーの最終レースは、伝統の目黒記念。舞台となる東京芝2500mは、ダービーより100m延びるだけだが、直線の坂を2回通ることになるため、よりスタミナが要求される。特殊なコース形態と相まって、ハンデ戦ということもあり、中々順当には決まらない。

1.中距離からの距離延長に注目

　昨年レコードが記録されたように、スタミナだけではなくスピードも高いレベルで求められるようになっており、近年は距離延長組もしばしば活躍している。例えば、昨年3番人気で制したルックトゥワイスと、15年に11番人気で勝ったヒットザターゲットは芝2000mの新潟大賞典からの臨戦で、14年に12番人気で2着のラブイズブーシェも、芝2000mの福島民報杯からの距離延長だった。

2.ベテランに妙味

　過去10年の成績を年齢別で見てみると、5歳が最も良く連対率21.3％・複勝率23.4％。次点は4歳で連対率12.1％・複勝率21.2％と続いている。しかし、高齢馬が不振というわけではなく、昨年9番人気で3着となったソールインパクト(7歳)、17年8番人気1着のフェイムゲーム(7歳)、13番人気3着のハッピーモーメント(7歳)など、ベテランの穴馬がしばしば波乱を演出している。

3.差し・追い込みが届く

　過去10年で、4コーナーの位置取りが10番手以下の馬が5勝。上がりタイムで見れば、上がり3ハロンタイムが2位以内だった馬が6勝をあげている。登坂が2回あることで字面以上にスタミナが求められやすいという面と、スタート直後が上りになっていることから前半のペースが落ち着きやすく、後半勝負になりやすいということが、差しが決まりやすい要因として考えられる。

　メートルダールはこれまで東京コースで[4-0-2-1]。今回のコース替わりは大きなプラス材料となるだろう。また、以前と比べてズブさが増していることから、2500mへの距離延長は問題なくこなせるはず。4、5歳時と比べると勢いに劣る面は否めないが、このレースはそのようなベテランがしばしば食い込んでくるレースだ。

　ステイフーリッシュはAJCCや京都記念の活躍から見るに、ここに入れば実績上位。また、非根幹距離が合っているようで、2500mには特に不安はない。直線の長い東京がどうかも上位争いを期待できるだろう。オセアグレイトは前走後手を踏む競馬。2400mより2500mの方が合っていそうで、巻き返しを期待したい。

　タイセイトレイルも前走スローペースで、早めに動いて行ったが展開向かず。昨年のアルゼンチン共和国杯で2着しているように距離延長はプラスで、改めて期待。以下、休み明けから中々好走できていないが徐々に良化は見せているサトノクロニクル、昨年2着のアイスバブル、久々の高倉騎手で見直したいノーブルマーズ。

【小波乱】タイセイトレイルは地力アップ。状態がいいノーブルマーズ。メートルダールは追い比べで浮上する。

基本堅くは収まらない代表的レース。人気はまったく関係ない。しかも平均値順もほぼ機能しない。昨年2着△アイスバブルも今年はレーン鞍上だが指数に昨年の勢いがない。ならば4歳上位で指数に穴のない◎ボスジラ筆頭視。相手に○オセアグレイトと▲タイセイトレイル。一発で先手取れる☆ウラヌスチャーム。

長丁場は堅実な16オセアグレイトが優勢。ルメールに大幅鞍上強化。得意の東京なら巻き返せる。対抗は1タイセイトレイルで好機に仕掛ければ差し切る余地はある。