※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
メンバーの多くが1勝馬ということも珍しくないが、それでも昨年の
ウインマリリンをはじめ、
モズカッチャン、
チェッキーノ、
デニムアンドルビー、
サンテミリオンなど、本番でも活躍する馬がしばしば現れている。本番を展望する上で見逃せない一戦だ。
1.
桜花賞路線の延長ではない
過去10年の連対馬20頭のうち、前走で1600m以下の距離を使っていた馬は2頭のみ。東京芝2000mはこの時期の牝馬にとってはタフな条件なので、マイル以下の距離とは求められるものが違ってくる。
桜花賞戦線に乗りかけた馬が転身してくるケースもあるが、そこでの実績を鵜呑みにはできない。
2.前走が条件戦でも問題ない
一時期は
フラワーCから回ってきた馬が主力を占めていた時期があったが、
フラワーC組の勝利は10年が最後。以降の10年間では、前走1勝クラス(500万下)だった馬が7勝、オープン特別だった馬が1勝、未勝利戦だった馬が2勝となっている。
3.前走好走馬が中心
過去10年の連対馬のうち、前走4着以下に敗れていた馬は4頭だけ。勝ち馬に限ると、10頭中9頭は前走1着だった。18年は
チューリップ賞で4着だった
サラキアが2番人気で4着、
クイーンCで4着だった
オハナが3番人気で14着など、前走がハイレベルなレースであっても、一度壁にぶつかった馬の巻き返しは容易ではない。
パープルレディーは跳びが大きく、いかにも広い東京コースが合うタイプ。前走のゆりかもめ賞(1勝クラス)では牡馬との追い比べを制して2連勝を飾った。しばしばゲートを遅く出るので多頭数に替わってどうかという面はあるが、東京適性はここに入っても上位の存在だろう。3連勝で樫の舞台に名乗りを上げたいところだ。
オヌールは良血で東京替わりは問題なくこなせそう。ただまだ緩い面があり、現段階でいきなり重賞で通用するかは未知数。
ユーバーレーベンは開幕週の東京は合っていないだろう。距離適性はあるので、どこまで差してこられるかといったところ。
ウインアグライアは
マツリダゴッホ産駒なので東京だと追い比べで後れを取る可能性はありそう。ただし前走
若駒S(L)の勝ち方が良く、マークはしておきたい。以下、東京替わりプラスの
ララサンスフル、血統的に高速馬場合いそうな
スノークォーツ、線は細いが素質は高い
スノーハレーション。