【折り合ってスパリ】
ブルメンダールは、現状7Fがベスト。
母ブルーメンブラットは
マイルCSを制したGIマイラー。
モーリス産駒の本馬も、高い資質だけで中山のマイルを新馬勝ちしたが、前走はルメールJを以てしても折り合いに汲々。1400mならマイルより流れは1秒近く速い。二走前の1分22秒0は、今の高速馬場の東京と比べると一見平凡に映るが、古馬3勝クラスと0秒3差。レベルはそう高くはないにせよ、同じ開催の
京王杯2歳Sの決着タイムは1分21秒8だった。
第一本線は
カバーガール。こちらもマイルだと掛かってフラフラ。競馬が雑になるが、7Fなら全集中。前走はわき目もふらず、後続を0秒5差ほど突き放す楽勝だった。ローテはタイトだが、身体は傷んでいない。
アビッグチアの前走は、スローの上がり勝負とはいえ、中山の急坂をラスト3Fは11秒8-11秒3-11秒6。9Fでタメ逃げも打てるが、7Fにも対応。一転中団差しに転じる可能性も考えられる。
グアドループは、最速の上がりで前走1分20秒9を計測。ただ、微妙に終いはジリジリ。本質は
パワー型、ダート馬かもしれない。
トゥーパンクスは、父は英仏4勝、
モーリスドギース賞を勝った快速馬。芝でも十分楽しめる血統構成だが、今回に限って仕上げが微妙かも。馬体が490キロ近くに増えていれば
ペイシャフェスタの大駆けがあるかもしれない。