11R

天皇賞(春)

15:40発走 / 芝3200m (右 外 C) / 天候:晴 / 馬場:良
3回 京都 4日目 サラ系4歳以上 オープン       (国際)(指) 定量 18頭
本賞金:13200,5300,3300,2000,1320万円
  • Course コース詳細
  • IPAT連携

 井崎脩五郎の予想

井崎脩五郎の見解

・前走が4番人気以下かつ3着以下だった5歳以上馬
※京都過去10年[0-1-0-49]
●2011年該当馬→トウカイトリック(5着)、マイネルキッツ(6着)、トーセンクラウン(12着)、フォゲッタブル(16着)
○2012年該当馬→ビートブラックトウカイトリックナムラクレセントモンテクリスエスジャガーメイルゴールデンハインドケイアイドウソジンローズキングダム

・前走、阪神大賞典に出走して3着以下だった馬
※京都過去10年[0-1-1-34]
●2011年該当馬→マカニビスティー(4着)、トウカイトリック(5着)、オウケンブルースリ(10着)、ゲシュタルト(17着)
○2012年該当馬→ビートブラックトウカイトリックナムラクレセントジャガーメイルヒルノダムール

・前走、日経賞に出走して2番人気以下かつ3着以下だった馬
※京都過去10年[0-1-0-20]
●2011年該当馬→マイネルキッツ(6着)、ローズキングダム(11着)、トーセンクラウン(12着)
○2012年該当馬→コスモロビンケイアイドウソジンフェイトフルウォー

・18頭立てとなった年に、大外18番に入った馬
※京都過去10年[0-0-0-6]
●2011年該当馬→コスモメドウ(中止)
○2012年該当馬→オルフェーヴル

2011年残った馬→ヒルノダムールエイシンフラッシュナムラクレセントビートブラックペルーサジェントゥートゥザグローリーコスモヘレノスジャミール

【昨年結果】
1着:ヒルノダムール(○)
2着:エイシンフラッシュ(○)
3着:ナムラクレセント(○)

2012年残った馬→ユニバーサルバンクギュスターヴクライウインバリアシオンクレスコグランドトーセンジョーダントウカイパラダイス

井崎:ヒモが残っているときは勝ち馬が抜け、勝ち馬が残っているときはヒモが抜け、か。競馬とは本当にままならないものだよねえ、須田クン。

須田:競馬歴の浅いファンならともかく、井崎センセイにそんなことを言われても「何をいまさら」としか思いませんよ? しっかしまあ、それにしても当たりませんねえ……。

井崎:いっそ「井崎脩五郎と行く厄落とし&お祓いツアー」とか組んだら、けっこう参加者が集まってくれないかな? 最近馬券の調子が悪いという人は、ぜひご参加を!

須田:ものすごく後ろ向き、かつ灰色なツアーですなあ(笑)。ちょっと面白そうではありますが……そんな現実逃避してないで、一刻も早く当てて下さいって!!

井崎:誠に申し訳ないんだが……今週の天皇賞・春、的中率低めのチャレンジ予想にしちゃったんだよなあ(笑)。ま、消去ネタを見てもらえば一目瞭然だと思うんだが。

須田:……なんすか、いちばん最後に出てくる「オルフェーヴルを消すためだけに用意しました」ってカンジの消去ネタは?

井崎:それがあるから、チャレンジ予想なんだってばさ。それに今年の天皇賞・春って、コレをどう扱うかが的中とハズレの分水嶺になるだろうし。須田クンはどう思う?

須田:そりゃまあ、前走であんなレースをしたというのに今回も一本かぶりの人気を背負うわけですから、扱いが難しいのは間違いないですよ。しかも、大外枠ですからねえ。

井崎:好スタートを切ってポンと出ちゃったりすると、馬群の内に入れるタイミングを失って、余計に危なっかしいもんな。それに実際来てないんだよ、18頭立て以上の大外って。

須田:でもソレ、あくまで近年の話ですよね?

井崎:いや、グレード制になる前まで遡って調べたんだが、ホントに来てないよ。1979年にカシュウチカラが「21頭立て18番」で勝ってたりはするけどさ(笑)。

須田:あー、グリーングラスが勝った翌年ですよね……って、若い競馬ファンには絶対についてこれない懐古トークですなあ。でもま、それくらい調べた上で「消し」にしたと。

井崎:そういうこと。オルフェーヴルが規格外の化け物なのはわかってるけど、それでもこの条件で勝ったら、これはもう素直に拍手だよ。予想がハズレても納得というかさ。

須田:つまり、井崎センセイから送るエールなんですね、コレは(笑)。

井崎:それにオルフェーヴルを切れば、その時点でトリガミを気にする必要がなくなるからね。6頭ボックスでも十分に浮くし、そういう意味でも安心だろ?

須田:えーっと、「オルフェーヴルが飛んだのにハズレ」という結果になると強烈にカッコ悪いと思いますが、そのあたりは大丈夫ですかね?

井崎:……ウン、あまり考えないでおこうかな、ソレは。いずれにせよ、ものすごく盛り上がるレースになるのは間違いなし! ホント、今から楽しみだよねえ。
img_yoso

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

18

1点 300円

馬連流し

18

相手

3

8

15

16

4通り 各500円

馬単1着流し
1着

18

相手

3

8

15

16

4通り 各500円

3連複軸1頭流し

18

相手

3

8

15

16

6通り 各500円

3連単フォーメーション
1着

18

2着

3

15

16

相手

3

8

15

16

9通り 各300円

東大ホースメンクラブの見解

 本命はオルフェーヴル。前走の競馬は気になりますが、馬の実力は本物です。騎手も同じ騎乗を繰り返すことは無いはずです。まともな競馬での圧勝に期待します。

 対抗はヒルノダムール。去年のこのレースの勝ち馬です。前走は4着と少し見劣りのする成績でしたが、直線で不利を受けており、また斤量も58kgを背負っていたことを考えるとそう悪くない成績でしょう。

 3番手評価はトーセンジョーダン。前走はGII3着と実績を考えるとそれほど良くない結果に終わってしまいましたが、前走だけで見限るのには抵抗があります。

 4番手評価はナムラクレセント。最近は調子の良くない競馬が続いていましたが、前走で久々に馬券圏内に入ってきました。過去に2度このレースに出ていますが、4着、3着とそれなりに得意としています。

 最後に、ギュスターヴクライにも注目です。上がり馬ですが、長距離を得意としており、前走のロスの少ない立ち回りも見事でした。

東大ホースメンクラブ おにぎり

 望田潤の予想

img_yoso

予想印
18オルフェーヴル(1人気)
12クレスコグランド(7人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連複軸2頭流し
軸1

12

軸2

18

相手

5

8

16

3通り 各2000円

3連複軸2頭流し
軸1

18

軸2

12

相手

5

7

11

13

4通り 各1000円

望田潤の見解

 オルフェーヴルの自爆はありうるし、それに張るという思想や買い方を否定もしないが、G1は一番強いと思う馬に◎を打ちたい…というのが筆者のスタイルだ。

 昨秋東京の新馬戦でミッドサマーフェアオコレマルーナを差しきったサトノグロリアスは、その後骨折で休養に入ってしまったが、あのジャガーメイルのような重厚なストライドをみると、このサトルチェンジの牝系は牡のほうがスタミナがオンになりやすいのかもしれない。

 クレスコグランドは母がマンハッタンカフェの全妹そこにタニノギムレットを配してリボー系の血を継続クロスし、燃費のいい走りからもロベルト系ステイヤーの雰囲気がある馬だと書いてきた。

 ここで叩き一変とはいかないかもしれないが、オルフェーヴルを買うなら相手は絞らなければならないから、この馬のステイヤーとしての可能性に一票投じてみる。

 井内利彰の予想

img_yoso

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

11

1点 2000円

馬連流し

11

相手

1

6

8

14

16

5通り 各400円

3連複軸1頭流し

11

相手

1

6

8

14

16

18

15通り 各200円

3連単1着流し
1着

11

相手

1

6

8

14

16

18

30通り 各100円

井内利彰の見解

 天皇賞春と言えば、忘れられないのが2009年。「フルゲートの年は最終追い切り併せ馬先着が連対」という調教条件を筆頭に、推奨理由が多く重なったマイネルキッツを本命にして大きな馬券を的中させることができました。

 昨年はエイシンフラッシュの複勝しか的中せず、回収率を伸ばすことはできませんでしたが、この時に本命にした理由が標準多め併用でした。マイネルキッツも同様の調教タイプでしたし、坂路とトラックを本数多く併用するという調教は京都芝3200mには欠かすことができない、それをあらためて実感することになりました。

 今年は標準多め併用に該当する馬が2頭しかいません。馬番順に挙げると、ゴールデンハインドウインバリアシオンとなります。
 
 ☆ゴールデンハインドは本命候補にも考えていましたが、最終追い切りの併せ馬が同入。前記したように、フルゲートの年は併せ先着が好ましいので、その点でも減点になりましたし、最終追い切りが一杯に追われたのも万葉S1着時とはパターンが違ったので、☆評価が精一杯でした。

 ◎ウインバリアシオンは併せ馬で豪快に先着した標準多め併用。イメージとしてはこの私が本命に推奨した馬と被ります。今週の追い切りでは最後の直線で手前を替えませんでしたが、これについては「替えようとすれば、すぐに替える馬。動きに余裕があったから逆手前で走ったんとちゃうかな」とは普段から調教に跨る中山助手。また松永昌調教師も「オープン馬になれば、馬場1周逆手前で走る馬もいるよ」と元ジョッキーの経験を基に教えてくれました。私も全く同じように考えていたので、手前の件に関しては一切不安はありません。むしろ絶好調だからこそ、逆手前だったのでしょう。

 標準多め坂路主体の△トーセンジョーダンは調教タイプからは十分推奨できます。ただ最終追いで併せ馬で抜けてから相手に差を詰められたのが評価を下げた理由。それより上に評価した▲ビートブラックは近走、坂路で追い切る時に舌を越していたのが、今回はなし。それに伴ってラスト1Fが12秒台になっており、菊花賞3着時に近い仕上がりだと判断しました。

 △ギュスターヴクライは追い切りの動きが文句なし、△ローズキングダムはとにかく毛艶の良さが目立っており、素晴らしい体調。それが表れたように前日に坂路で時計が出ているので、今年は標準多め坂路での出走。これなら昨年と違う走りが見られるかも知れません。

 最後に○オルフェーヴル。大外枠を理由に非常に無難な位置に印を落ち着かせてしまいました。ただ前走時より確実に落ち着いていますし、力みのない走りは印象的です。ただ、なんらかの不安があって単勝1倍台の馬に本命を打つことはできない、そういった意味での対抗です。

1.ビートブラック
今回:一杯平均併用
前回:一杯平均坂路主体

2.トウカイトリック
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

3.ナムラクレセント
今回:一杯平均坂路
前回:標準併用

4.モンテクリスエス
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路主体

5.ジャガーメイル
今回:標準トラック
前回:標準トラック

6.ゴールデンハインド
今回:標準多め併用
前回:標準多め併用

7.ユニバーサルバンク
今回:標準多めトラック
前回:標準多めトラック

8.ギュスターヴクライ
今回:標準併用
前回:標準併用

9.コスモロビン
今回:一杯平均トラック
前回:一杯平均トラック

10.ケイアイドウソジン
今回:標準トラック
前回:馬ナリ平均トラック

11.ウインバリアシオン
今回:標準多め併用
前回:一杯平均トラック主体

12.クレスコグランド
今回:標準坂路
前回:標準坂路

13.フェイトフルウォー
今回:標準併用
前回:標準併用

14.ローズキングダム
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

15.ヒルノダムール
今回:一杯平均併用
前回:一杯平均併用

16.トーセンジョーダン
今回:標準多め坂路主体
前回:標準併用

17.トウカイパラダイス
今回:標準坂路
前回:標準坂路

18.オルフェーヴル
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

 山崎エリカの予想

img_yoso

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

8

-

18

1点 2000円

馬連

15

-

18

1点 1500円

馬連

5

-

18

1点 500円

馬連流し

18

相手

11

16

2通り 各3000円

山崎エリカの見解

 近年の天皇賞(春)はかつてと比べるとスローペースの傾向にあり、「距離3200mで行われる必要があるのか?」と議論されることもしばしばです。しかし、昨年の天皇賞(春)で先頭に立つ馬が次々と脱落していったように、いくらスローペースでも必ずスタミナも問われるレースとなります。決め手があってもスタミナのない馬は道中で脱落し、総合力で他馬を上回った馬が勝ち負けすることができるのです。

 04年のイングランディーレ(10番人気)も、05年のスズカマンボ(13番人気)も、09年のマイネルキッツ(12番人気)も決め手があったから勝利したわけではありません。前記した天皇賞(春)の波乱の陰には、前年度にG1で2勝クラスの強い馬が出走していなかったという事実もありますが(04年に参戦したネオユニヴァースは前年の2冠馬ですが、皐月賞、ダービーともに例年の水準に達していなかったのでノンカウント)、総合力で他馬を上回ったから勝利したのです。

 逆に前年のG1で2勝以上(ひとつは芝2500m以上が理想)の真に強い馬が出走してきた場合は、テイエムオペラオー(前年G1で5勝)、マンハッタンカフェ(前年G1で2勝)、ディープインパクト(前年G1で3勝)、メイショウサムソン(07年、08年ともに前年のG1で2勝)など好走の連続です。

 つまり今年は、前年のG1で4勝を挙げたオルフェーヴルが勝ち負けする可能性が高いということです。芝2000mでも芝3000mでも古馬が相手でも勝っているわけですから、実績面での死角はないでしょう。相手強化の今回で、前走の阪神大賞典のようなことがあれば2着も厳しいと見ていますが、“淀の変”が起こらない限りは勝ち負けでしょう。

 ○は昨年の天皇賞(秋)の勝ち馬でジャパンCの2着馬トーセンジョーダン。岩田騎手は土曜日の下鴨S(芝2000m)で、決め手不足もメンバー中トップクラスのスタミナを誇るトーセンジョーダンと同タイプのサトノシュレン天皇賞(春)の試走的な騎乗をしました。大外枠から向こう上面では後方に控えて、そこから徐々にポジションを押し上げ、3コーナーでは先頭に立つという、他馬よりも先に仕掛けることで後続の決め手を完封する作戦でした。そのレースではやはり京都の馬場が速すぎることもあり、決め手が勝った2頭に交わされての3着に敗れましたが、天皇賞(春)は更に距離が伸びる分、サトノシュレンよりも直線でのセフティーリードが保てると見て対抗に推します。

 ▲はオルフェーヴルが出走するレースでは万年2着のウインバリアシオン。3コーナーから動いていった昨年のジャパンCではトーセンジョーダンに完敗の5着(勝ち馬ブエナビスタ)という苦い経験から、今回もオルフェーヴルを徹底マークの2着狙いの騎乗をする可能性が高いでしょう。

 高橋学の予想

img_yoso

予想印
16トーセンジョーダン(3人気)
18オルフェーヴル(1人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

16

1点 5000円

馬連

16

-

18

1点 5000円

高橋学の見解

「ふたつのK」-距離経験&斤量-

グレード制開始の84年(S59)以降から、■消える馬・□残る馬をチェック。

■1ビートブラック…前2走とも3000m以上の長距離戦敗退[0-0-0-19]。2も該当。

■2トウカイトリック…年明け3戦以上消化し、その中に芝の重賞戦で3着内の好走がない6歳以上馬は[0-0-0-26]。

■3ナムラクレセント…前2走内に2500m以上の長距離戦でV歴がない7歳以上高齢馬で斤量が前走比増加馬は[0-0-0-33]。2・4・6も該当。

■4モンテクリスエス…前走10kg以上の体重増減で5着以下敗退[0-0-0-14]。

■5ジャガーメイル…前走OP・重賞戦Vのない7歳以上[0-0-1-50]。2・3・4も該当。

■6ゴールデンハインド…年明け2戦以上消化馬のうち、前2走ともGIII以下戦を使用し、前走非重賞戦敗退もしくはVもハナ・アタマ・クビ差の辛勝のうえに斤量が2kg以上増加馬は[0-0-0-22]。4も該当。

■7ユニバーサルバンク…前走非重賞戦使用馬のうち、前3走内に10着以下かつ1秒以上の大敗があった馬は[0-0-0-30]。6も該当。

■8ギュスターヴクライ…前4走とも斤量56kg以下馬のうち、斤量が前走比3kg以上増加馬は、前4走内に重賞戦5着内が3回以上あった馬を除き[0-0-1-28]。9も該当。

■9コスモロビン…前4走内に重賞戦3着内の好走がない4歳馬[0-0-1-36]。7も該当。

■10ケイアイドウソジン…前4走内に非重賞戦で10着以下大敗がある馬[0-0-2-22]。

■11ウインバリアシオン…前走芝のレース斤量56kg以下で0秒6以上敗退の右芝0-2勝馬は[0-0-1-30]。9・13も該当。

■12クレスコグランド…2走前に重賞戦で連対がなく、前走非重賞戦で連対を外していた馬は[0-0-1-36]。4・6も該当。

■13フェイトフルウォー…前2走とも着外(4着以下)かつ1秒以上敗退は[0-0-0-31]。

■14ローズキングダム…前4走内にGI・GII戦V歴がなく10着以下大敗が2回以上もある馬は[0-0-1-31]。1・3・6・10も該当。

■15ヒルノダムール…前3走とも芝のレース斤量58kg以下で0秒4以上敗退は[0-0-1-64]。H11年、前年有馬3着のステイゴールドも5着敗退。1・2・3・4・11・14も該当。

■17トウカイパラダイス…前2走とも条件戦使用馬は[0-0-0-22]。

以上から残ったのは16トーセンジョーダンと18オルフェーヴルの2頭。

□16トーセンジョーダン…右芝6勝以上かつ右芝連対率5割以上の馬で、前3走内にGI戦3着内・GII戦1着がある馬は[7-6-6-10]。このうち、(a)前4走内に連対外かつ0秒6以上敗退ある馬は×、(b)前3走内に非重賞戦使用ある馬は×、(c)前2走とも3000m以上使用馬は×、(d)3か月以上休養馬or前年10月以降7戦以上消化は臨戦態勢?で×、(e)前走体重14kg以上の大幅増加馬は×、以上5項目クリア馬は[7-0-0-0]。ただし、この勝った7頭のうち6頭までが3000m重賞V歴あり、2500m重賞Vまでのトーセンは距離克服がカギ。

□18オルフェーヴル…前3走内にGI戦1着がある4歳馬は[5-1-2-5]。勝った5頭のうち4頭が前走斤量58kg以上で重賞戦を勝っていた。H8年、菊花賞1着→有馬記念1着→GII阪神大賞典58kg2着のマヤノトップガンが5着に、H10年、有馬記念1着→GII阪神大賞典58kg2着のシルクジャスティスが1番人気4着に敗れているように、4歳馬は58kgのカベを突破してきたかがポイント。オルフェの強さは認めるも、絶対視は禁物。

 三田明太の予想

img_yoso

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連複軸1頭流し

18

相手

5

11

16

3通り 各1100円

3連複フォーメーション
1着

5

12

16

2着

5

12

16

相手

1

3

5

7

8

11

12

13

14

15

16

18

28通り 各100円
3連複フォーメーション
1着

12

2着

5

12

16

相手

1

3

5

7

8

11

12

13

14

15

16

18

19通り 各200円

三田明太の見解

 オルフェーヴルが再び逸走するのかはさておき、普通に走れば普通に勝つとは思うが、まさかの事態に備えた馬券を組み立てたいのが穴予想家の性。前半のペースに関わらず、ラスト4Fからのロングスパート適性が求められる例年の傾向は重視したい。

 本命はクレスコグランド。昨年春のクラシックシーズンは指数的に目立つ存在ではなかったが、実質的に約10か月ぶりの休み明けとなった前走・大阪-ハンブルクCで最高指数「113」をマークしてきたのは見逃せない。唯一の13秒台ラップが最後の1Fという消耗戦を、向正面から自力で動いての3着だけに、長期休養明けとしては及第点の内容。過去の指数動向から、上がりが掛かる消耗戦より、高速ラップが続く持久力勝負の方が向いているだけに、阪神→京都替わりも好材料。2走ボケの不安より、指数を跳ね上げる魅力に賭けたい臨戦過程だ。

 持久力勝負となった昨年秋の天皇賞勝ち馬トーセンジョーダン、外回りの高速馬場では指数的に衰えていないジャガーメイルを絡めておきたい。

 古澤秀和の予想

img_yoso

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

5

-

18

1点 2000円

馬連

8

-

18

1点 2000円

馬連

11

-

18

1点 1500円

馬連

2

-

18

1点 1000円

馬連

3

-

18

1点 1000円

馬連

5

-

8

1点 1500円

馬連

5

-

11

1点 1000円

古澤秀和の見解

5番:ビッシリ仕上がる。勝ち負けできて良い。
8番:最高のデキ。
11番:スッキリ仕上がる。
16番:デキはグンと良くなった。距離だけ。
18番:いつもどおりデキている。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

丹下日出夫の見解

【堂々の5冠】前哨戦の阪神大賞典は、まさかの逸走、2着と敗れたオルフェーヴル。あのディープインパクトを超える可能性も秘めた、現役屈指の実力馬とて、体調やモチベーションの維持は難い。サラブレッドという繊細な動物のありかたを改めて考えさせられた一戦だったが、調教再審査を経て先週・今週と本来の坂路追いを消化できた。振り返れば、クラシック三冠。気迫と汗のほとばしる、あのダービー優勝。レコードにコンマ1秒差の楽勝を演じた菊花賞有馬記念では、並みいる古馬を一閃。気性面はともかく、これほど能力と記録が合致する馬というのも珍しいが、ステイヤーとしての資質とタフさを、もっとも鮮明に示してくれたのは、3000mの菊花賞だったか。前半1000mの入りは、平均ペースの60秒6。続く1000-2000mも62秒1でタフに推移。2000-3000mにかけ、再び60秒2に加速。レコード0秒1と迫る3分2秒8で、後続を封印する楽勝を演じている。3200mの天皇賞は、むろん菊花賞の延長線上にあり。大外枠を引いたとあれば、黙って道中は折り合いに専念。シンガリ一気はやむなしと、池添も腹をくくって決め手勝負に打って出る。相手本線はトーセンジョーダン大阪杯は、58キロを背負い、実力馬が小細工なしに3着逃げ残り。叩き台らしいトライアルだった。才能には才能を。能力の在り処は、昨秋の天皇賞・1分56秒1という大レコードで証明済み。東京2500mのアルゼンチン共和国杯を、2分30秒0で完勝の星もあるが、東京の2500mを2分30秒台で勝ち負けを演じた3頭のうち、アドマイヤジュピター、サンライズジェガーの2頭は、翌年春の天皇賞を1・2着している。スタミナに問題はない。一角崩しはウインバリアシオン。目指す相手は、ただ一頭オルフェーヴルのみ。よくも悪くも、レース構築がシンプルだ。ここを逆算しての馬造り。異様に馬も張っている。ギュスターヴクライも、目下絶好調。昨年の天皇賞馬ヒルノダムールは、チークピーシーズがエッセンス。3歳クラシックはダービー5着に終わったが、クレスコグランドのステイヤーとしての資質と伸びしろが連穴。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

img_yoso

コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

3

11

15

18

12通り 各400円

3連単BOX

3

11

15

18

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

高配当もズバリ! netkeiba関西本紙の予想

img_yoso

netkeiba関西本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

18

相手

3

8

11

12

15

16

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

18

2着

11

相手

3

8

12

15

16

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

18

2着

16

相手

3

8

11

12

15

30通り 各100円

netkeiba関西本紙の見解

【軸不動】オルフェーヴルを本命に推す。阪神大賞典は外に逃避しながらも小差の2着と、負けて強しの競馬。今回も大外枠で折り合いがカギになるが、まともなら地力が違う。汚名返上で5つ目のGIタイトルを奪取する。オルフェと同期のウインバリアシオンは、ダービー&菊花賞2着馬。こちらは折り合いに不安がないステイヤーで、鞍上も天皇賞11勝(春6勝、秋5勝)の武豊騎手だ。昨秋の天皇賞馬トーセンジョーダンは、休み明けを叩いて気配上昇。前に行けるアドバンテージを活かして粘り込みを図る。ギュスターヴクライ阪神大賞典で大金星をゲット。追ってしっかりしており、初のGIでも崩れない。あとはナムラクレセントクレスコグランドヒルノダムールを押さえる。

 栗山求の予想

img_yoso

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

18

相手

3

5

8

11

16

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

18

相手

3

5

8

11

16

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎オルフェーヴルは「ステイゴールド×メジロマックイーン」という有名なニックス配合で、ドリームジャーニー(有馬記念宝塚記念、朝日杯フューチュリティS)の全弟にあたる良血。

 父、母の父から受け継いだ成長力によって、いまやその実力は日本競馬史を彩った偉大な名馬たちと比較してもまったく劣るところはない。相手関係云々ではなく自分自身との闘いとなる。壁を作れない大外枠を引いたのは大きな不安材料だが、一度使って気負いが抜け、これまでと違って中間にジョッキーがまたがってコミュニケーションを増やすなど、予防的な対策を講じている。多少引っ掛かっても踏みとどまれるのではないか。

 奥田隆一郎の予想

img_yoso

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

5

15

18

2着

5

8

11

14

15

16

18

相手

5

8

11

14

15

16

18

90通り 各100円

奥田隆一郎の見解

 奥田隆一郎の新刊『「直結コース」の激走馬を買うだけで高配当が鮮やかに当たる「直結式」馬券術』(東邦出版)絶賛発売中!!桜花賞皐月賞も本線的中、単行本を読めば、競馬予想の真髄を究められます。

 ◎ジャガーメイルは、2010年天皇賞春の勝ち馬。また、直結コース・京都芝2200mの京都記念を連対して、京都の長距離戦を得意にしている。この馬が重賞で馬券にからんだのは、京都・東京の長距離戦だけ。近2走の中山・阪神は苦手としており、阪神から京都に替わるのはプラス材料。昨秋のジャパンCを激走して力が衰えていないことを証明したため、得意コースでの大駆けを警戒する。

 ○オルフェーヴルは、直結コース・中山芝2500mの有馬記念、直結コース・京都芝3000mの菊花賞を制した。直結コースで複数のGIレースを勝ったことから、適性×能力とも最上位に評価する。前走は大きな不利があったことから度外視できる。むしろ負けて強しといえる内容で、今回も勝ち負けになる。

 天皇賞春に直結する大阪杯日経賞の勝ち馬は出走せず、3着以内の激走馬もほとんど姿を見せないことから、○オルフェーヴルはかなり優位に立てる。そんな中で穴馬を探すと、◎と同様に過去の天皇賞春を制した▲ヒルノダムールを推奨する。▲は昨年の天皇賞春の勝ち馬。近3走は海外遠征の影響もあって精彩を欠いたが、毎年、好成績を収めている春(4-5月)に変身を期待できる。

厳選予想 ウマい馬券